僕のインターネットサロンでGWスペシャル企画、題して「そっくりさんは誰だ!」を行いました。
これは、僕が採譜した譜面を、その細部のニュアンスまで聞き取って、そっくりに、その本人の演奏に合わせて弾こうという企画です。
ニュアンスを聞き取るというのは、コピーをするときに、とても大事なことだと思います。
多くの場合、そこにある音だけを聞き取ることをコピーと思っている人も多いでしょうが、それだけでは、せっかくのコピーもその大事な部分が抜け落ちてしまいます。
そのベーシストが、音やフレーズにどのような味付けをして、その一つ一つの音を歌い上げているか、すなわち、その音=オタマジャクシに命を吹き込んでいるかを聞き取ることは、実際、自分が演奏するときにも、実に大事な要素となりますし、実はグルーブとは、リズムだけの話ではなく、そのニュアンスも、グルーブ感を作り出し重要な要素です。
そんなことを、サロンのみんなで楽しみながら勉強しようという企画でした。
ということで、多くの方から投稿をいただきました。
今回は、その中で、それぞれ1、2,3等賞に輝いたベーシストの方の、そのそっくりぶりを投稿したいと思います。
是非皆さんも楽しんでください。
結果発表
1等賞 山下聡彦さん
まず、野外というのが良いですね!
ソロが始まる前の一瞬、小鳥のさえずりが聞こえるというのがなんとも、この季節らしくて良いですね。
そして、ソロが始まるとまさに、「お、お、おっ!」という感じです。
本当によくフレーズを歌い込んでいらっしゃるし、チェンバースのニュアンスもよく聞き取っていらっしゃる。
相当しっかり聞き込んだということが判ります。
素晴らしいです!
2等賞 関川弘和さん
関川さんも、譜面はもう覚えていらっしゃるようですね。
すばらしい!
そして音色も、かなりチェンバースっぽいですね。
きっとチェンバースが好きなんでしょうか?
あと、ノリやニュアンスも、とても丁寧に拾っていらっしゃるのもいいと思いました。
出だして、ちょっとだけ乗り切れなかったのが残念ですが、直後からばっちりリカバーしているのが良かったです!
ご苦労様です。
ご参加、ありがとうございました。
3等賞 磯部英貴さん
まず、譜面を見ていないということに感動しました。
もう覚えてしまってるんですね。素晴らしいです。
それと、チェンバースと同じように、1本指(人差し指と中指を重ねた形での1本指)でトライされているというのも、凄い!
たしかに、2フィンガーでのオルタネートフィンガリングでは、チェンバースの微妙なノリは出にくいと言えます。
ただそこにこだわったしまったために、やはりスピードが追いつかず、ちょっと音源より遅くなってしまった部分がありましたね。
これは難しい選択です。
ということで、自分のスタイルとして、この右手のフィンガリングをどうするかというのも、アコースティックベースを弾く時の重要なポイントとなります。
スピードを取るか、音色とニュアンスを取るか。
とにかくお疲れ様でした!
そしてありがとうございました!
最後に
ということで、またこんな企画を作って、みんなでレベルアップしていきたいと思います。
ご興味のある方は、是非サロンまでお越しください。
そうそう、今回は、サロン参加者の方の投票も反映されていますので、ベースを弾かない方でも楽しんでいただけるサロンとなっています!