
ベーシスト列伝第4回は、チャック・レイニーを取り上げたいと思います。 この人は、まさにグルーブマスターと呼ぶべきベーシストであり、数々の名曲で、そのご機嫌なグルーブを聞かせてくれます。 その意味では、ジェームス・ジェマーソン、ジェリー・ジェモットと並んで、R&Bやソウルミュージックを代表するベーシストといって良いでしょう。 R&Bやソウル、ファンクといった黒人ミュージックといえば、まずはやはり、モータウンレーベルが思い浮かぶのではないでしょうか? マイケル・ジャクソンのいたジャクソン5やスティービー・ワンダー、ダイアナ・ロス、マービン・ゲイなど、このレーベルの所属アーティストを挙げたらきりがありませんし、そのそれぞれが、歴史的なアルバムを題しています。そしてそれらすべてに共通しているのが、とにかくグルーブしているということかと思います。 ベースという楽器をやるなら、特にエレクトリックベース【 …続く 】