ベースの譜面はへ音で書いてありますが、プロのベーシストは読譜する場合、へ音もト音も両方いけるんですか?
というのは、納さんのようにホーンやギターやたくさんいる編成の曲を書く場合、ベース以外はト音がほとんどなんで、ベーシストでもト音は読めなきゃならないのかなと思ったからなんですが、納さんはどうですか?
まずプロのベーシストの多くは、譜面があまり読めないとおもいます。
これは実際僕が見たわけではありませんが、こんな僕が世間では「譜面が強いね」っていわれるのは、他が弱いからでしょう。
ましてト音譜がすらすら読める人は少ないと思います。
ぼくはやはりバークレーの作曲・編曲クラスでそういった譜面を一杯書くということをやったのでそこそこ読めるようになりました。
ベーシストもト音を読める方がいいかどうかと問われば、それは読めた方がいいに決まっています。
「英語やフランス語が話せた方がいいですか?」という質問と同じですよね?
でも実生活ではそんな言葉がしゃべれなくても困らないですよね?
でもでも、海外へ旅行に行ったときにはこんな強い味方はないですよね?
読譜も一緒で、そんな状況に一度至れば、とても強い味方になってくれます。

結局そういう状況に自分が進むか否か、という本人の問題です。
多くのベーシストが読めないのは、そういったレベルで止まってしまい、その先に進むことをあきらめているからだと思います。
だから日本にはジャコやオテイル・タイプのスーパーベーシストが少ないんだと思います。

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!