納さんの教則ビデオの中で納さんがマッコイのLOVER MANのベースソロをコピーしてマーカスにみせたといってますが、どうやったらあんなソロコピーできるんですか?
ほとんど弾いていないんじゃないかっていうくらい小さい音で装飾音みたいな音が入ってたりします。一体そういった音はどうやって音をとるんですか?
また速くてコピーできないのもありますが、フレーズそのものがベースではなじみの薄い運指であるため、コピーが難しい気もします。
また、そういった細かい音がとれたとしてもそれが「~音符」であると分からないと譜面にはかけませんよね。譜面に書けないということは譜割がわからないからであって、とてもバンド演奏の時に自然と出てくるフレーズにはなり得ません。
譜割を書くのに何かコツはあるんですか?
そりゃもう百万回聴くしかありません。でもそうやっているうちにだんだん耳がよくなってきて、昔は聞き取れなかった音が聴こえてきたりもするので、とってもいいイヤートレーニングになります。
それと弾いてるんだか弾いてないんだかわからないような音はもう自分でいいように作ってしまうんです。

結局は自分がソロをするときのためにコピーしてるわけで、マーカスのそっくりショーをやるためではないんですから、そんな完璧にコピーする必要はないんですよ。
もちろん聞き取れないと悔しいし、さらには雑誌に載せるときなんかはいい加減なことはできませんからそれこそ必死でコピーしますけどね。

あとは理論的にこうあるべきだろうという音に当てはめてしまうという場合もあります。
マーカスだって人の子、その音は失敗していたのかもしれませんし、自分で弾いていておかしいと思う音は自分のソロのときは使えませんから、そういう意味で自分に都合のよいように解釈するというのも手です。
何度もいいますが自分でソロをするためにコピーしてるんですからね。

あと譜割について。
そうですね、あのソロは本当に何連音符を弾いてるんだかさっぱりわからないという音が一杯でてきます。
でもそれも慣れでして、いろんなああいった曲をコピーして、かつ必死で譜面におこすという作業をたくさんすればなんとなくわかってくるようになります。
で、それでもわからないときはもう譜面は適当に書いておいて、自分で弾くときはそのメロディーを覚えてしまうんです。

まずは一緒に唄えるようにするんですね、ぴったり一緒に。何連音符でどうなってるかなんて考えずに、ただメロディーとして覚えるんです。
それからベースでCDに併せてぴったり一緒に弾けるように練習するんです。
そのようにまず唄うという練習をすればそれこそ今度は自分がソロをするとき、まさに唄いたいと思うフレーズが出てくるようになったりもします、何連音符なんて関係ないフレーズが。
でも譜面を書くという作業をいっぱいすれば自然と譜面に強くなりますので、くじけずコピーしたものは必ず譜面におこすようにしてください。
その場合コツといったものは別段ありません。ただもう根性あるのみです。

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!