みなさん、この夏は如何でしたか?
そういえば埼玉の水田に、沖縄以南の亜熱帯にしか繁殖しない、なんとかクイナという鳥が、そこで子育てをしているとか。日本もいよいよ亜熱帯になってきたんでしょうか?
僕の経験では、マレーシアやタイより、日本の夏の方が厳しい暑さだという気がするのですが、どう思われます?
もちろんマレーシアやタイには冬はないでしょうが。
そういう意味では、日本程過酷な環境の土地は、シベリアや南北両極を除いては、無いのかも。あ~、やだやだ。
そんなうっとうしい話はやめにして、最新のWhat's New です!
それは、今年の暮れにキングレコードからでる、「Play Jaco」というアルバムのために、1曲録音してきた、ということです。
これは、5人のベーシストが集まって、それぞれがジャコ の代表曲を、自分たちなりのリ・アレンジで録音するという企画です。
そのベーシストとは、櫻井哲夫さん、コモブチキイチロウさん、今沢かげろうさん、AKIRAさん、それに僕という5人です。
どうですか、もうこれだけで、「あ~、聞きたい!!」なんて思いませんか?
僕は正直言って、思っています!
というわけで、僕が録音した曲は、ジャコのデビューアルバムに入っている「Continuum」という曲 です。
もう1曲は、「琴線」に収録してある、「Three Views of A Secret」になる予定です。
その「Continuum」ですが、これは僕がチョイスしたわけではなく、このアルバムの仕掛け人で、雑誌「Adlib」の元編集長で、大のベース&ジャコ・フリークの、松下さんの提案のようです。
「Continuumを納浩一にやらせてみよう!」とのこと。
最初、この選曲を聞かされたときは、正直言って尻込みしてしまいました。
というのも、僕はこの曲を、20歳過ぎの、アン・スクール・ミュージックに通っていた頃に、その学校での、ベース科の発表会でトライしたことがあったのです。
そのときはもちろん、ジャコの完全コピーで臨んだのですが、あえなく完敗。
そのときの痛い思い出があったので、「う~ん、よりによってなんという難曲を選んだのか。
これをアレンジしても、自分なりの演奏ができるだろうか?」という不安が頭をよぎりました。
しかし、次の瞬間、「これは神が僕に与えた試練だ!これを乗り越えなければ、次のステージに上がれない!(そんなたいそうなもんかい!)」と考え、喜んでお受けした次第です。
まあ、そんなわけで、先日、キーボードの小野塚晃くんにお願いして、彼の自宅スタジオで、録音してきました。
結果的には、かなりいい感じの仕上がりになったと思います。
家に帰って、ジャコや、またこの曲を、僕と同じようにリ・アレンジして演奏している、ブライアン・ブロンバーグのテイクなどと聞き比べたりもしたのですが、「うん、これなら何とか勝負になる!」と思える程のできだと思います。
ということで、アルバムが出たら、是非聞いてみてください。
僕自身の演奏もさることながら、他の4人が、どんなふうにジャコの曲を処理し、演奏しているのかも、本当に楽しみです。
今からワクワクしてしまっているのは、僕だけでしょうか?
あ~、早く聞きたい、そして聞いてもらいたい!