
サロンの連載コーナー、「四方山話」の第5回は、エレクトリックベース(以下El.B)とアコースティックベース(以下Ac.B)の両立に関して、徒然なるままに書いてみたいと思います。 (全文はサロンにて公開しています) 僕がベースを始めた頃は、そのどちらもイーブンに弾きこなすというベーシストは、ほとんどいなかったと思います。 もちろん、Ac.Bをもっぱら専門的に弾いている人が、必要に迫られてEl.Bを弾くというような状況はありましたが、そういうときのその人のEl.Bというのは、El.Bの専門家からみれば、かなり「?」なサウンドでした。 例えばロン・カーターが、CTIレーベル制作のアルバムで弾いている演奏や、デイブ・ホランドがマイルスバンドで弾いてるEl.Bを聞いたことがありますが、僕には残念ながら「?」でした。 ではなぜ、彼らほどのAc.Bの名手でも、El.Bを弾くと「?」になるのでしょうか? 【 …続く 】