好評をいただいている僕の理論書「ジャズスタンダード・セオリー」、誰でも知っているジャズスタンダード曲を使って理論を勉強しようというものなんですが、その理論書を元に、それに沿って、昨年の6月から10回に渡って、理論講座を開きました。
そのときの講座の内容を本にまとめて出版することとなりました。
題して「納浩一直伝 ! ジャズ・プレーヤーのための実践理論教室」です。
理論書とは違って講義形式のものを文章に起こしたものなので、基本はお話の形式となっていますから、いわゆる理論書よりずっとわかりやすく、かつ読みやすくなっています。
その内容は、以下の通りです:
第1回 ダイアトニックコード
第2回 ドミナントコード
第3回 マイナーダイアトニックコード
第4回 ノンダイアトニックコード
第5回 ブルース
第6回 リズムとグルーヴ
第7回 アドリブのさまざまな方法論
第8回 モード曲を攻略
第9回 分数コード
第10回 難曲にチャレンジ
実際の講座では、各項目ごとにスタンダード曲を取り上げ、それを詳しく解説した上で、最後にセッションをしながら講義の内容を確認するというようなものでした。
しかも第10回には、なんとピアニストの青柳誠さんをゲストに迎えて講座に参加していただきました。
そこでは青柳さんのアドリブの方法論、アウトフレーズのアプローチ法などもお話ししていただいています。
その講座の部分のみを抜き出したものですが、第5回で深く取り上げた「ブルース」や、第6回での「リズムとグルーブ」のお話のように、理論書ではほとんど触れられないようなことも、より実際のセッションで楽しめるような、あるいは必要となるような内容に踏み込んで解説していますので、そういう意味ではより実践的な理論書といえますし、あるいはまた、実際のジャズの演奏の指南書といっても良いかもしれません。
もちろん対象は、全ての楽器となっています。
理論はもとより、どうしたらジャズの演奏がうまくなるのか、またセッションでより納得した演奏が出来るのかというようなことで壁にぶつかっている人には、きっと何かの参考になる内容かと思います。
是非読んでみてください!
発売は2020年10月22日です。すでにアマゾンでは予約も出来るそうなので、よろしくお願いします。