こんな梅雨空ですが、来月レコーディングが数本あることと、エレベの弦が、さすがにへたりすぎてきたのでアコベとエレベ、両方の弦を張り替えました。
そうそう、ここ数年、ありがたいことに、アメリカの大手の弦メーカーのダダリオのエンドースをさせてもらっていますので、エレベの弦なら年に数セット、無料で支給されています。
アコースティックの弦は、エレベの弦より遥かに高いので、さすがに年に1セットなんですが。
でも写真のダダリオの弦、エレベにもアコベにもばっちりで、本当に気に入っています。
もしよかったら、ベーシストの皆さん、是非一度試してみてください。
僕がエレキベースに張っているのはベース弦 D'Addario ダダリオ NYXLシリーズです。
アコースティック・ベースに張っているのは
D'Addario ダダリオ ウッドベース(コントラバス)弦 Zyex Set DZ610 3/4M Medium Tension
です。
さてその弦の張り替え、これがなかなか大変です。
というのも、エレベは6弦ということで、当たり前ですが、普通の4弦ベースより弦が多い!
「ギターと一緒じゃないですか?」と思われるかも知れませんが、これまた当たり前ですが、ギターの弦より遥かに太いので、ペグを回すのにもギターのように楽勝というわけにはいきません。「うそ〜?」と思われる方、よかったら一度やってみてください。Low-B弦なんて、太いワイヤーいじってるようなもんですから。
で、そのエレベよりもっと大変なのが、アコースティックベースの弦の張り替え。
なんせ、図体がでかいので、張り替えるにも2畳強くらいのスペースが必要。
その中を、1弦ごとにヘッドの先に行ったり駒の方に行ったりと、動き回って微調整しながらの作業となります。
おそらく、一般の方でアコースティックベースの弦を張り替えたことのある人なんてまずいないと思いますので、ここで張り替えの時の最大の注意点を書いておきます。
それは、弦を1本ずつ代えていかないといけないという点です。
というのも、アコースティックベースの駒って、ただただ単に弦の張力で突っ立ているだけなんです。
ですので、もし弦を一度に全てはずしたら、駒がパタッて倒れてしまいます。で、そうなると、事前に駒の位置をしっかりマークしていないと、張り替え前に、駒がどのあたりに立っていたかという正確な位置が解らなくなります。
さらにさらに厄介なことは、アコースティックベースという楽器は、バイオリンなどと一緒なんですが、ボディの中に、表板と裏板の間につっかえる木の棒(これを魂柱といいます。実はこの棒の位置で、ベースの鳴りがかわるそうで、本当に重要なパーツなんです!)があるのですが、
弦を全てはずしてしまうと、こちらのほうも弦の張力で挟まっているだけなんで、この棒が運悪く倒れてしまった日には、もう自分ではどうしようもありません。
その足でリペアショップに駆け込むしかないですね。
ということで、アコースティックベースの弦の張り替えのときは是非気をつけてください。(って、そんな機会もまず無いでしょうが)
弦の巻き方というのも、僕はこだわりがあります。
ま、とにかく見た目にきれいにってことですが。
たまに酷い巻き方のベースがありますよね。あれってどうも好きになれません。
ぼくは写真のように、とにかくきれいに巻きたい派です。
音に影響するするかどうかは知りませんが。
ということで、今日のライブから、張り替えたばかりのビンビンの弦で、バシバシ盛り上がっていきたいと思います。
そうそう、来月にはアコースティックウェザーリポートの新作のレコーディングも決まっていますので、そちらの方も、この新しい弦で、ブリブリ弾いていきたいと思います。
是非是非ご期待ください!