みなさん、如何お過ごしですか?
寒さもやっと峠を越え、春到来も近し。そしていよいよ花粉が飛び始めるわけです!
今年の関東地方は例年の八倍とか十倍?? 昨春は例年と比較しても相当少なかったそうなので(どうりで、去年は楽でした!)、その落差たるや...。まいったなぁ。
来週はいよいよ東京マラソン、花粉飛び交う東京を何時間も走るわけです。ぞっとしますね。
ただ、まだ幸いに症状は来ていません。このまま治るなんて事、無いのかなぁ??
そういえばグラミー賞で日本人が4人も受賞しましたね。おめでとうございます。
しかしグラミー賞ってのは、どのように候補が選ばれて、そして最終受賞者はどのように決定されているんでしょう? アカデミー賞は、アカデミー会員に選ばれた人の投票で決めているというのは知っているのですが。そういえば日本歌謡大賞も同じような疑問があります。
インディーズレーベルから出しているような人も入っているのかなぁ?
この、何千何万と発表される多くの作品から、どうやって候補作を選んでいるのでしょう? 誰かご存じのかたは教えてください。
でも、いずれにしても日本人がああやって受賞するのは、励みになりますよね。
僕にもいつの日かチャンスが来るのかな? とにかくあきらめちゃダメですね。
どんな未来が待っているか分かりません。とにかくあきらめないで頑張ることですよね。
昨日、加藤登紀子さんのコンサートのサポートをしました。いや~、本当に素晴らしいですね、お登紀さん! その存在感たるや、さすがです。
ここ数年ずっとご一緒させて頂いている森山良子さんといい、今年久しぶりにツアーに参加させて頂く渡辺貞夫さんといい、本当にこんな素晴らしい大先輩たちと一緒に音楽を創ることが出来るのは、とっても幸せです。音楽もさることながら、彼らの人間の深さ・大きさ・優しさといったものを、そばでしっかり勉強させて頂いております。
さて、その昨日のコンサートのMCで、登紀子さんが客席にこんな事を聞いたんです。
「わたし、自由が本当に好きなの。でも自由ってどういうことだか分かる? それはね....」
僕も客席の皆さんもワクワクして次の言葉を待っていたら、
「それはね、一瞬先は闇って事なのよ!」
客席は大笑い! そして続いて
「でも一瞬先は闇だってほど、ドキドキすること、無いわよね! だから自由っていいのよ!」
その言葉を聞いた僕の頭によぎったのは「そう、だからジャズっていいんだ!」
ジャズは、他のどんな音楽より自由なんです。
それは一瞬先に、想像も出来ないような素晴らしいハプニングがあるかと思えば、一方で、リカバーが到底不能と思えるような闇が待っていたりします。
でもそのドキドキ感がたまらないんですよね。で、そのどちらであろうが、それを生み出すのは、自分も含め、その瞬間にその演奏に携わっているミュージシャンの力量。
だから僕はジャズが好きなんです。
違う言い方をすれば、そんなドキドキ感がない音楽はジャズではないし、ポップスやロックというふうに呼ばれている音楽の中にも、そういったドキドキ感があるものはいっぱいあります。ツェッペリンやディープ・パープルなんかが未だに好きなのも、彼らのライブにはそういったドキドキ感があるからです。
カラオケに合わせてパクパクやっているようなステージには、あまり興味が持てないんですよね。
世の中には、ジャズのようなふりをしている、でもジャズとは到底呼びたくない音楽が多いです。
もちろん音楽のジャンル分けなんて何の意味もないんですが、お登紀さんのいう、「自由って本当に良いわよね!」ということをしっかり味わえるようなジャズをやっていきたいと思う、今日この頃でした。