7月21日は銀座スイングでのライブでした。
ご機嫌なメンバーで、本当に楽しいライブでした。
ということで、前回の村田陽一ビックバンドの配信ライブに続いての備忘録。
というか、演奏の度に備忘録を書いているというのは、いかにライブが少ないかということと、それだけに一つ一つのライブが、ほんとに印象に残るものであるということの証なのかもしれません。
メンバーは添付の写真の通り、みんな僕より10〜20歳も若い!
なんか一人、おじさんって感じで、いろいろ思うところもあります。
ま、それはさておき、とにかく楽しいライブでしたし、またこの世代のミュージシャンのレベルの高さを実感しました。
いや、まさに彼らが、ですが。
譜面も強いし、反応も速くて的確。
素晴らしいの一言です!
そして、やはり気になるのが客席の状況です。
ここ数日の都内での感染者の増加で、いっそう客の足が遠のいているのかなと感じる次第。
はっきり言ってこの数では、どんなお店も年内も持たないかもしれませんね。
今日のスイングなんて、ステージ上ですら、ミュージシャン同士にも飛散防止用のアクリル版が立てられているくらい、感染防止対策は徹底的に施されているにもかかわらず、です。
ジャズは、やはりその客層が、他のジャンルより年齢層が高いと言えるので、そんなこともあって、このコロナのリスクを避けたいということで、客足は遠のいているのでしょう。
今日の演奏なんて、本当に多くの方に聴いてもらいたい、見てもらいたいようなご機嫌な内容だったのですが。
かと言って、配信という形態も、すでに飽和状態ですしねぇ。
そんなあれやこれやを考えながらも、なんの答えもありませんし、なんの対策も思いつきません。
ただ、もうこれではみんな持たないと思いますが、とにかく各自がどう生き残るかを考えるしかないですね。
でもいいメンバーとの演奏は本当に楽しいものです。
こんな楽しいことは、やっぱりずっと続けたい。
ま、それに一度演奏が始まってしまえば、無観客ライブと同じで、客先が寂しいかどうかはほとんど気にならないのがジャズのいいところ。
ただただ自分たちの演奏に没頭することができます。
その意味では、ジャズをやっていて良かったなと思います。
ロックやポップスなら、さすがにこの客席の寂しさじゃあ、やる気も出ないでしょう。
ま、そんなこんなで、この先もなかなか光を見出しにくい状況ですが、とにかく一音入魂、
そしてこんな状況でも、会場に足を運んでくださっているお客さんのために、とにかく真摯に、心を込めて演奏しなければと、想いを新たにしました。
皆さん、リスクは大いに分かりますが、もしできれば、是非ライブ会場に足を運んでいただけると嬉しいです。
でないと、ジャスの灯は近い将来、ほんとに消えてしまいます。もはや風前の灯火です。
といっても、やっばりなぁ...。