昨日はブルーノート東京にて、アコースティックウェザーリポートのライブ決行!
その興奮冷め止まぬうちに、そのことについて、ご報告しておこうと思います。
昨日の公演、2ヶ月も前に予約で満席になっていたにもかかわらず、コロナ禍のせいで多くの方が来ることができなかったようで、そんな方のためにも、せめてどんなライブだったかをお知らせしておきたいと思います。
演奏前は、もう空席いっぱいで、かなり寂しい状況かと想像していたのですが、いざ蓋を開けてみたら、両セットとも八割がたは埋まっているではありませんか!
本当にありがたいことでした。
もちろん、そんな素晴らしいオーディエンスに後押しされ、我々の演奏も大いに、そして熱く盛り上がりました。
ブルーノート東京のスタッフの皆さんの、この公演の開催に向けての並々ならぬ想いも、ひしひしと伝わってきました。もう暇さえあれば、所構わず、拭き掃除に消毒等々。
それもそうです、なんでも、3/2以来のライブだとか。
スタッフのみなさんは口々に、「我々自身が、生の演奏を聞けて、本当に嬉しい! よくぞ、今日のコンサートをやってくださいました。」と。
こちらとしては「こちらこそ、よくぞ、こんな状況で開催を決意してくださいました!」です。
そんな両者の気持ちが相まって、もう本番前から、「今日のコンサートはなんとしても素晴らしいものにしたい!」という、音楽を愛する人たちの、それはそれは熱い想いが会場内に充満していました。
こんなライブが悪くなるはずがありません!
そして、そこに、万難を排して駆けつけてくださった、これまた熱い想いのお客さんで満たされるわけですからね。
こんな時だからこそ、音楽を愛することの意味、そして音楽を奏でることの意味、そして音楽をライブで楽しむことの意味等々を痛切に感じました。
巷では、特に東京では今日から外出すらままならぬ状況。そんなことを考えると、逆に、我々のライブも、昨日で良かったと思う次第です。
状況はさらに悪化の一途をたどっていますが、しかし止まない雨はありませんし、開けない夜もありません。いつか必ず、この災禍も終わる日が来ます。その時にはきっと晴れて、みんなが音楽を心より楽しめる日となるでしょう。
でもその時のためにも、ミュージシャンやジャスクラブ、ライブハウス、コンサートホール、その関係者やスタッフのみなさん、そしてオーディエンスのみなさん、諦めずにこの暴風を耐えましょう!
こんなことで音楽の火を消すことがあっては、決してなりません。
まさに、「あなたにとって、音楽とは?」と問われている状況であり、その答えは、「No music、no life」、そう、音楽の無い人生など、無いも同然ということかと思います。
そんなことを、そしてこんな時だからこそ、改めて強く感じることができたライブでした。
ぼくの人生でも、きっときっと、忘れることの出来ない、心に深く刻まれた思い出深い1日であり、そんな演奏でした。
これこそがまさに、「入魂の」という形容詞にふさわしいと思えるものだったかと思います。
改めて昨日のライブに来ていただいたお客さん、そしてブルーノート東京の関係者のみなさん、そしてミュージシャン、本当にありがとうございました!
また残念ながら来ることの出来なかったみなさん、コロナが去った暁には、是非お越し下さいね。
そうそう、写真は、ブルーノート東京の賄い。
こんな素晴らしい賄いを出してくれるブルーノート東京、多くの海外アーティストが言う通り、こんな素晴らしいライブハウスは世界のどこにもありません!