新作アルバムのレコーディングの第3回目 終了!

昨日は僕の新作アルバムのレコーディングの第3回目を行いました。
参加いただいたミュージシャンは、
ギター:道下和彦、竹中俊二
キーボード:クリヤマコト
ピアノ:小野塚晃
サックス:小池修
トランペット:岡崎好朗
トロンボーン:村田陽一
ドラムス:岩瀬立飛
パーカッション:岡部洋一

この豪華なメンバーで、入れ替わり立ち替わりではありますが、3曲収録しました。
いや、本当に濃い1日でしたが、皆さんの素晴らしい演奏で、僕の思い描くイメージ通りの音が取れました。
本当にありがとうございました。

※画像は 音楽ライター高木信哉さんよりいただきました!

今回のアルバムは、1曲ごとにメンバーが違うのですが、僕としては、例えば僕がサッカー日本代表の監督になったとしたら、対戦相手ごとにこちらの長所を最大限に発揮できるよう、場合によっては全ての先発選手を入れ替えるというような、そんなアプローチを想像していただければと思います。
まさに適材適所、その楽曲を僕のイメージ通りにサウンドさせるにはこの人しかいないという人選をしてみようというのも、一つの大きなコンセプトでした。

これは前作、「三色の虹」にも通じるアプローチなのですが、それができるのも、自分自身のアルバムの強みでもあり、またベーシストという立場でのメリットかと思います。
今回のアルバムではその、「これぞプロデュースの妙」というようなところも、聞きどころではないかと自負しています。
そしてそんなことが端的に現れたのがこの画像です。

そこには、なんとシンバルを床に投げつけるパーカッショニストの映像が写っているのですが、その瞬間を見ていた僕自身が我が目を疑ってしまいました!
シンバルを「これでもか!」とぷっ叩くような人は見たことがありますが、スタジオの床に投げつけるミュージシャンは初めて見した。
シンバルの中には、あまりの強さで、あらぬ方向に飛んでいってしまって、その姿を映すコンソールルームのモニターから消え去るシンバルまでありました。

いや、恐るべし、岡部洋一です!
でもそれもこれも、僕が彼に「この曲のこの部分では、とにかく楽曲を破壊するようなアプローチでお願いします」という要望に、的確に答えてくれたからなんですね。
僕としては、こんな素晴らしい感性を持ったミュージシャン達の、その個性豊かな音楽性をうまく引き出したい、そしてその個性を、自分が作曲した楽曲とうまくマッチングさせて、自分のイメージする世界に一歩でも近づけて行きたいということを、今回のアルバムの最も中心に添えてみました。
とにかく楽しいレコーディングだったのですが、それも先月のビッグバンドと昨日のコンボでのレコーディングを終え、やっと山場は超えた気がしますが、それでもまだ4曲残っていまして、それを2曲ずつ、来月と再来月に渡って収録、それをもってやっと終わるということで、まだまだ先はあります。

この先もまた最高のミュージシャン達の最高のパフォーマンスを引き出せるよう、もう一度、いや二度も三度も自分の楽曲を見つめ直して、レコーディングに臨みたいと思います。

ということで、完成した暁には、是非そんなところも聞いてみてください。
参加メンバーの皆さん、本当にありがとうございました。
本当にお疲れ様でした。
そして、皆さん、最高でした!

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!