本日、新作アルバム用に今月末に録音する曲が仕上がりました。
今回はグルーブ系の曲を2曲取ります。
メンバーは、
ギター:布川俊樹、梶原順
オルガン:秋田慎二
サックス:小池修
ドラムス:山木秀夫
という、これまた素晴らしいメンバーです。
特に山木さん、梶原さん、秋田さんをお呼びしたのは、とにかく彼らのご機嫌なグループを僕の作品の中で炸裂させたかったからです。
曲そのものは、20年ほど前にやっていた僕のユニット、「B.B.Groove」に書きおろしたものですが、それを新たにリアレンジして、このメンバーで最高のサウンドが出るように工夫してみました。
もちろん布川さんや小池さんは、もう事あるごとにご一緒にしてきた方々ですが、そこに他の3人が加わることで起こる反応を楽しみにしています。
そしてこの2曲の完成をもって、今回のアルバムでの僕の作曲の仕事は完了しました。
来月録音予定の残る2曲は、もうほとんど完成していて、あとはちょっとした細部を積めるだけとなっています。
思えば、昨年3月、一念発起してアルバムを作ろうと決めてからちょうど一年。
この間はただただ譜面と向き合い、ない知恵を振り続けた毎日でした。
来る日も来る日もパソコンの画面に写る五線紙と睨めっこの毎日だったと言っても過言ではありません。
特に、ビッグバンドなどという門外漢なことにも挑戦したために、「ああ、こんなに知らないことがまたまたあったんだ…」と、落ち込むことも何度もありました。
でもチャレンジしたからこそ得られた発見の喜びなどの方が、遥かにそれに勝ります。
作曲やアレンジ、またアルバム制作やプロデュースがこんなに面白いということを、本当に実感している今日この頃です。
そして、おそらくは自身の最終作となるであろう作品にふさわしい手応えも感じています。
とはいえ、作曲が終わったからといって、作業が終わったわけではありません。
この先もまだ2回のレコーディングで4曲取らないといけないし、そのあとはトラックダウンやマスタリングという作業があります。
それ以外にも、ジャケット制作やCD、LPのプレス、宣伝や販売。
メイキング動画も並行して作っていますので、その編集もあります。
でもそれらが終わったら、糸が切れたタコのようになるような不安があります。
次の目標、どうしようかなぁ?