昨日、2022年4月17日、僕のアルバムのレコーディングの最終の取りを行いました。
場所は前回の3月24日同様、東京は乃木坂にあるソニースタジオです。

参加メンバーは、1曲は、
バイオリン:西田けんたろう
チェロ:伊藤ハルトシ
パーカッション:安井源之新

もう1曲は、
ボーカル:HAKU
朗読:納葉
ピアノ:島健
ギター:三好’三吉’功郎

今回もメンバーの皆さん、本当に素晴らしい音を提供していただきました。
ごらんのように、今回のレコーディングは、いままでの「これでもか!」というようなハードな楽曲ではなく、とにかく静かな、メロディアスな楽曲を収録しました。
さすがに収録曲全曲がハードなものでは、聴く人もしんどくなるでしょうから。

それよりも何よりも、昨日収録した2曲は、ここ1〜2年で作った曲なので、やはり僕も歳相応に、ゆったりした気持ちで、静かに聴くことの出来る音楽を作りたいという傾向が強くなってきているということですね。

1曲は、バイオリンとチェロで自分の楽曲を彩ってみたいという想いがずっとあったので、2年ほど前に作ったスローなボサノヴァの曲を、その細部の至るまで作曲とアレンジし直して、それらの楽器に合うようにしてみました。

ブラジルのアマゾンの森をイメージして作ったので、だったらパーカッションの安井源之新さんに、ビリンバウを含めた、様々なパーカッションで、そのイメージを膨らましてもらおうということで、イントロに、自由な雰囲気でパーカッションの世界を作ってもらいました。
そしてバイオリンとチェロも、お二人の名手のおかげで、本当にイメージ通りのものが録れたと思っています。

もう1曲は、なんと僕が作詞・作曲した楽曲!

こちらも、死ぬまでに1曲、自作の作詞の曲を作ってみたいと思っていたので、今回トライしました。
作詞なんて、生まれて初めての挑戦で、本当に書けるのだろうかと不安だったのですが、とりあえず出来たものをHAKUに聴いてもらったら、「とても素敵な曲、そして歌詞です!」と言ってもらえたので、本当にほっとしました。

静かなバラードで、このハードな楽曲オンパレードのアルバムを閉める、ある意味、映画のエンディングロールのようなイメージの演奏にしたかったので、だったらもうこの二人しかいないと言うことで、ピアノの島健さんとギターの三吉さんに参加していただきました。
こちらの方も皆さん、本当に僕のイメージ通りの音を奏でてくれました。

さらには、僕の次女で、俳優業をしている次女に、歌詞の一部を朗読してもらうことにしました。
実は25年前の僕のデビューアルバム「三色の虹」にも、彼女の声が入っているので、せっかくなら今回のアルバムでも是非入れたいと思っていました。
ただ前作では、まだ2歳だったので、ただただ訳の分からないことを叫んでいる彼女の声を編集して、リズムパターンに上手くはまるように編集したのですが、今回はそういうわけにはいきません。

でも逆に、俳優ということで、ある意味言葉を扱うプロですから、だったらこれはもう朗読だろうということで、そんな企画にしてみました。
そんなこんなで、今回の2曲もなかなか面白い楽曲、そして聞き所があるかと思いますので、是非楽しみにしていてください。
とにかく昨日をもって録音という作業は全て終了。

1年以上にわたる長い長い道のりでしたが、終わってみればかなり手応えのある、そして思い通りのサウンドが録れたと思っています。
この先も編集など、まだまだ作業はいっぱいですが、もう音は取れましたから、とにかく一安心です。
思い返せば、本当に苦しくも楽しいプロジェクトでした。

いまはとにかく早く皆さんに聞いていただきたいという想いでいっぱいです。
楽しみにしていてくださいね!

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!