今回は参加ミュージシャンとの対談ということで
ドラマー 大坂昌彦さんに ご登場いただきました。
彼はこのアルバムでは、先日、そのインタビューを投稿したビブラフォン奏者の香取良彦さんも参加してくれている「Cook Like Monk」と、「三つの視座」「Milesmiles」の3曲に参加してくれています。
どれもビックバンド編成の曲で、しかもその3曲を、リハーサルなしのぶっつけ本番の1日だけで収録したので本当に大変でした。
その辺りも、彼がインタビューで触れてらっしゃいますね。本当にお疲れ様でした。
でも大坂さん始め、他のメンバーの皆さんの演奏能力と楽曲の理解能力の高さに助けられ、なんとか取り終えることが出来ました。
本当にありがとうございます。
さとその大坂昌彦さんとは、バークリー時代からの知り合い。
初めてであったのは彼がまだ18歳のころで、僕がそのとき24歳、いやいや、本当に旧知の仲といって良いでしょう。
その後二人とも日本に帰ってきてからも様々なバンドやセッションで一緒に演奏しています。
おそらく、僕が日本に帰ってきたからの35年あまりで、もっとも多くの回数、一緒に演奏したドラマーだと思います。
90年代はクリヤ・マコトさんのX-Bar ユニットやジャズ維新、香取良彦オーケストラ。
2000年に入ってからは、それこそEQで8枚のアルバムを作り、日本中をツアーして回りました。
それ以外でも、いろんなセッションで一緒にやっています。
今回のアルバムでも、特にこの3曲はジャズ色の強い楽曲で、しかもビッグバンド。
さらには、「Cook Like Monk」でのセカンドラインのリズムでのドラミングといったことを考慮すると、もうこれは大坂さんしかいないとなったわけです。
僕自身、彼と一緒にライブをしたりセッションをしたときの、演奏からはもちろんですが、そのオフステージや移動中での会話から、ジャズのドラミングやリズムの捕らえたか、また音楽全般の話に、大いに刺激を受け、また学ぶところ多々でした。
まあ、本当に何でもよく知っている、生き字引みたいな面も持っている人です。
これからもまた、いろんな現場でご一緒する機会があろうかと思いますが、皆さんも是非、彼のプレイを間近で聴いて、彼の音楽やドラミングに対する深い造詣を、そのプレイから感じ取ってみてください。