新作「CODA」の動画トレーラー、第4回目は、このアルバムの3曲目に収録した「空に虹を、地に向日葵を」です。
参加メンバーは、
Vo:和田明
Gt:竹中俊二
P : 小野塚晃
Dr:岩瀬立飛
という、これまた素晴らしい面々です。
この曲は以前、2010年に発表したEQの「Now And Then」というアルバムの1曲目に収録されている曲です。
そのアルバムでのこの曲のタイトルは「Red Pepper & Aromatic Spices」というタイトルでした。
日本語に訳すると、「七味唐辛子」です。単に7拍子の曲だからという、実に安易なタイトルですね。その辺りも、僕の中ではずっと引っかかるものがありました。
楽曲のイメージからはほど遠いタイトルですからね。
今回取り直すに当たって、編成も全く違いますし、アレンジも大きく変えたということもあり、「じゃあ、いっそ、タイトルも変えよう」ということにしました。
この、「空に虹を、地に向日葵を」とは、いま起こっている(2022年3月31日時点)、ロシアのウクライナへの軍事侵攻への怒り、そして一日も早く、ウクラウイナに平和な日々が戻ることを願う、そんな気持ちをタイトルに込めました。
空に飛び交う砲弾と地面に空いたその砲弾による無数の穴、それが虹とヒマワリに変わることを願う、そんな想いです。
イントロではベースのハーモニックスによるループを作って見ました。
7拍子ということで、シンプルなパターンをループさせるだけで、そしてそれを複数重ねればなにか面白いサウンドになるんじゃないか、きっとあまり聞いたことがないような世界が造れるんじゃないかという発想です。
そこにさらに、2拍子での、複数パートからなる重厚はボイスを載せれば、一層面白いサウンドになるんじゃないかということで、和田明さんには、僕の厄介なアレンジを歌ってもらいましたが、これが大成功!
ギターの竹中俊二さんのエレクトリックギターのソロやメロディ、アコースティックギターのサウンドも、さらには小野塚晃さんの素晴らしいピアノも、全てがイメージしたとおりとなりました。
それらが、岩瀬立飛さんのドライブするドラムスに乗って、実に透明感のある楽曲に仕上がりました。