この写真は昨年の8月11日、八代亜紀さんが病気療養に入られる直前のディナーショーの時の記念撮影のもの。
まさかそこから5ヶ月あまりで、八代さんの訃報が届くとは思っていませんでした。
心よりご冥福をお祈りします。
思えば、まさか自分の音楽人生で、八代亜紀さんと共演することがあるとは全く想像もしていませんでしたが、でも実際共演してみると、なぜそれがそこまであり得ないことだと思い込んでいたのかが不思議なくらいでした。
八代さんはそもそもクラブのシンガーになりたいと思ってこの世界に入られたとのこと。その意味では演歌だけでなく、ポップスはもちろん、ジャズの知識もしっかり持っていらっしゃって、それゆえに最近はジャズミュージシャンとのコラボも多かったのでしょう。
八代さんに限らず、ジャンルを問わず、一流のシンガーとコラボするのは本当に楽しいし勉強になりますが、八代さんほどのキャリアと経験を積んだシンガーのサポートをすることは、実に学ぶことが多くて、本物のプロとはどうあるべきかというようなことを肌感覚で学べる、素晴らしい経験でした。まさにプロフェッショナルとはかくあるべきというオーラをこれでもかというくらい発しておられました。
僕がそんなオーラを発するようになれるとは思いませんが、八代さんから感じたプロのミュージシャンたるもののをあり様は、プロフェッショナルとして音を出す限りは、忘れない様にしたいと思います。
本当にありがとうございました!
合掌。