4月も一週間が過ぎ、春休みも終わって新学期を迎える日となりました。今日から新しいクラスやさらには新しい学校、はたまた新しい職場に行くという方も多いでしょう。
しかし還暦を過ぎた職業ミュージシャン、そして学校で教鞭を執るというようなことから離れてはや7年が経った私には、
春休みが終わろうが新学期が来ようが、その日々の生活は特に何ら変わりはないのですが、ただ桜が咲くということには、やはり何とも言えぬ喜びと期待を感じます。
我が家の桜も都内から遅れること一週間ほど、やっと満開を迎えようとしています。
我が家のテラスでは、そんな春を待っていたかのように、シジュウガラやウグイスなどの野鳥が素敵な歌声を聴かせてくれます。
昨晩たまたま付けたテレビで見た坂本龍一さんのドキュメント「The Last Days」には考えさせられることが多かったです。
その坂本さんが享年70歳ということらしいのですが、つい先日、病気で長期療養に入られたギタリストの渡辺香津美さんも同じ歳。そのドキュメントの中で触れられていた高橋幸宏さんも、亡くなられたのが70歳。
今年64歳を迎える僕はあと6年でその歳になります。
もちろん90歳を超えても現役でバリバリやられている大先輩もおられますので、こればかりは何とも言えませんが、でもいつお迎えが来てもいいという覚悟で生きなければと、改めて強く感じました。
この素敵は春をあと何度見ることができるかは神のみぞ知るですが、こんな想いを毎年噛み締めながら、心新たに生きていきたいと思います。
いや〜、しかし桜はいいなぁ！
