ということで、昨日のブルーノート(MELODY GARDOT & PHILIPPE POWELL)の事後報告。
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/melody-gardot/
とにかく両セット、売り出し直後に完売ということで、場内は満杯のお客さん。
それだけでも「ありゃ、こりゃ下手は出来ないな」というプレッシャー。
しかも僕は告知など全くされていない出演者ですから、僕がいることで、「なんであんな日本人のベーシストが参加してるの?」ってことだけには絶対にならないようにしなくてはという状況。
いやいや、ホームの試合なのに、このアウェイ感はなんだってところでした。
でも二人はもとより、ブルーノートのスタッフも大いに気に入って頂けたようで、社交辞令かもしれませんが、メロディにもフィリップに、何度か「Sounds great, Koichi !」と言ってもらえました。
車をピックアップするために会場前を歩いていたら、ばったりあったお客さんからも、何人にも「良かったです!」と声をかけてもらいました。
ただ「お名前、なんておっしゃるんですか?」と。
ああ、かくも僕は知られていないだなと、改めて痛感しましたが、それはそれで新鮮でした。
とにかく、最小の音数と音量で創る音楽だったので、本当に刺激的でしたし、また勉強にもなりました。
小さい音で、そして優しいタッチでどうやってグルーブさせるか、ビートを作り出すか、そんなほんとうにハードルの高い技術と音楽的センスを要求されるライブでしたが、なんとか無事終えることができてホッとしています。
そしてブルーノートのスタッフの温かい対応にも、本当に心癒されました。
こんなホームグラウンドを持てている(と、勝手に感じている)自分は幸せ者だと、これまた痛感しました!