ニュースでこんなアンケートを見ました。
面白いなぁ。

ちなみに僕は、小学生の頃になりたいと思った職業は全く思い出せません。きっと将来のこととか全くイメージ出来ていなかったように思います。
中学生の頃、たまたま日本史の成績が良い時期があり、また日本史の先生が面白かったので、「大学の日本史の教授なんていいなぁ」と思ったのですが、6歳上の兄(その頃すでに浪人生活をしていた)から、「学問の世界なんて、汚い世界。絶対にやめた方がいい」なんて言われたので、「そんなもんかなぁ」と、気持ちが萎えたのを思いだします。まあ、兄がどれほど学問の世界を知っていたのがわかりませんし、それよりも何よりも、そんなことを言っていた兄その人が、結局大学病院の医師になっていたというのも、「それ、どうやねん⁈」ですよね。
そして高校の頃音楽に夢中になり、気持ちは一気に「ミュージシャンになりたい!」になったのでした。

さてこのアンケートを見ると、小学生の頃に固い職業を選ぶ子供はほとんどいないのに、高校生になると男女共にそのトップが公務員なるというのも、「それ、どないなんやろ?」ですよね。
まあ、将来を真剣に考える頃になって、「いや、もうミュージシャンしかない!」って決める私も私ですが。やはり収入とか安定とか考えると、それは当然ですよね。
でもその時から迷いもなく、そう、一度も就活という経験をすることすらなく、そして還暦をとっくに超えて、一般の人ならもう定年退職という年齢を過ぎても音楽でお金をもらえているというのは、本当に幸せ以外の何物でもありません。

若い人たち、それこそ小学生くらいの子供たちに「夢を追いかけろ!」と言うのは簡単ですが、それで身を立てるには多くの幸運と、そして周りの支援が必要です。
自分自身の過去を振り返っても、本当に多くの好運と、そして多くのサポート(特に親の)があったからこそ、いまの自分があるということを、今更ながらに実感します。
それで言うなら、お子さんを持つ方には、とにかく子供の夢をできる限り支援してあげて欲しいと思います。
そしていままさに夢を持っている若者には、諦めずに夢を追いかけて欲しいと思います。

もちろん、そのほとんどは挫折の連続かと思いますが、全霊を掛けた飽くなき挑戦からは、得られるものの方が多いと、僕は自分の経験から確信しています。
もちろん公務員になることを夢見る若者も、それは素晴らしいことだと思います。公務員のしっかりした仕事があるからこそ、我々市民の生活がスムーズになるのですからね!
ただこのアンケートの回答の中に、「ミュージシャン」というのがないのはちょっと寂しいです。

CODA /納浩一 - NEW ALBUM -
納浩一 CODA コーダ

オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム CODA、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!