バークリーでギター科の講師を務め、あのジョン・メイヤーも彼の生徒だったというギタリスト、トモ藤田さんが、1984年にバークリーに留学するときに、奨学金のアプライのために送ったデモ演奏の音源をあげています。
曲は言わずと知れた「Feel Like Makin’ Love」ですが、かなりイケイケのファンク・フュージョンアレンジ。
なんとも1984年という時代の音楽シーンの雰囲気がビシビシと伝わってきますが、なんとそこでベースを弾いているのが私なんです。
彼からバークリー留学の相談を受けたときは、すでに僕は留学が決まっていて、京都にてその準備に勤しんでいたときだったのですが、彼にも「とにかくデモ演奏を送って、一円(1ドル?)でもいいから奨学金を取れ!」とアドバイスしたことから生まれたのがこの音源。
その頃の僕はもうマーカス・ミラー命みたいな小僧で、マーカスの影響がこの演奏にも色濃く出ています。
それから40年経って、それぞれ日本とアメリカで違った歩みをしていますが、今も合えばあの頃の思い出話に花が咲きます。ま、まさにこの厳しい音楽シーンでの戦に生き残った戦友のような気持ちです。
そしてこんな今時(かどうかわかりませんが)の日本風アニメに載せて聴くと、また聞こえ方も変わるもんだなぁと、ちょっと驚いています。
ということで、ご興味のある方は是非40年前の僕の演奏も、トモさんのご機嫌なギターソロと合わせて楽しんでみてください!