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昨年開催した【第2回藤野ジャズ・ジャズキャンプ】
多くの方にご参加いただき、大変盛り上がりました!
第2回では新たにゲスト講師として、青柳誠先生と松山修先生を迎え、
第1回から参加の布川俊樹先生と合わせ、計4名の講師によってキャンプを開催し、参加者の皆さんから大変好評をいただきました!
ということで、各講師門下生、サロンメンバーには事前に募っていましたが、一般予約を始めます。
今年は募集人員も増やしたので、まだ空きがあります。
さらには、今年は2日目の午後、ホールにて参加者有志や講師陣による演奏を、コンサート形式で行う予定です。
講師陣のライブを聴きたいという方も是非是非ご参加ください。
ということで本年度のキャンプの概要です。
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フライヤー
リーダー 納浩一よりメッセージ
僕がこの町に移り住んで早30年、大阪生まれの僕がまさかここを永住の地とするとは夢にも思っていませんでしたが、そこは「住めば都」、緑に恵まれたうえに芸術も盛んとあって、今となっては本当に良いところを見つけたと感じています。
そんな町でのジャズキャンプですが、元々はと言うと、地元の方から、この町を音楽で盛り上げてくれないかという相談を受けたところから始まりました。
この町は芸術が多いとはいっても、それは専ら絵画や彫刻、陶芸といった、作家がアトリエに籠もって、黙々と個人の創作活動を続けるといったタイプの物がほとんど。
実際、都内までのアクセスや、また地元に演奏する場が少ないということもあって、すくなくとも僕のように、演奏活動を中心としたプロミュージシャンはそれほどいない状況でした。でも音楽、特にジャズのような即興性のあるものも、これはこれで立派な芸術。瞬間に生み出されるという意味では、全く違うタイプかつ唯一無二のアートといえます。
そんなことで、せっかく僕のようなミュージシャンがいるのだから、それをなんとか地元の芸術活動に結びつけられないかということで、お声かけをいただいたのがきっかけです。
とはいえ、昨今のジャズを取り巻く状況の厳しさは皆さんもご存じの通り。特にコロナ以降、プロのミュージシャンが、「俺を聞きに来い!」といった、言わば上から目線のスタンスでの活動はもう無理だと実感する毎日です。単に僕が仲間のプロミュージシャンを集めて、この藤野でコンサートをしても、地元との結びつきという意味では、あまり効果が無いのではないかと。
かたや、定年を控えもう一度楽器やジャズを勉強してみたいというような熟年の方や、またセッションでジャズを楽しみたいという若い人がどんどん増えているのも事実。
そのことは、自著「スタンダード・ジャズ・バイブル(通称黒本)」の止むことのない好調な売れ行きからも察することができます。
そんなこんなで思いついた企画がこのジャズキャンプです。
とにかくまずは、多くの人にこの藤野という町を体験し、知ってもらうことが必要だろうということです。
セッションといえば、せっかく参加費を払って参加したのに、結局終わってみれば1,2曲しか弾けなかったなんていう欲求不満な経験、皆さんも一度ならずあると思います。
そんな不完全燃焼のセッションではなく、だったら泊まりがけで一日中、セッション三昧というような場を提供できればということで、このジャズキャンプという企画が閃きました。
幸い、この藤野芸術の家には、相当数の人が宿泊することのできる施設がある上に、併設する練習スタジオが3部屋もあります。そして今回はコンサートホールも使用します。
こんな整った施設、なかなかないと思いませんか?
ただセッションで演奏のやり捨てをするだけではなく、やはりなにか学びになる場にもしたいということで、プロミュージシャンによるクリニックも開催することにしました。
前回は、1回目から参加の布川俊樹さんに加え、ピアニストの青柳誠さんとドラマー松山修さんにも講師として加わっていただきましたので、いろんな視点からのクリニック開催できました。
「私はピアニストだから、ドラマーのクリニックは関係ない」のではなく、「一体ドラマーというのはどんな練習をし、何を考えてジャズを演奏しているのか」というような、目線を変えてジャズの演奏を考察してみるというような意識は大切だと思います。
そんな楽器横断的な経験ができるように、各クリニック、そして各講師が主催するセッション間は、自由に出入りできることとしていますので、是非他の楽器のクリニックも参加していただければと思います。
このジャズキャンプ、将来的には藤野ジャズフェスティバルのようなものに発展させることができればと思っています。その時はミュージック・キャンプと名前を変えても良いのかなとも思います。
ジャズに限らず、ジャンルを超え、またプロ・アマチュアの垣根を越えて、みんながこの藤野で音楽で盛り上がり、お互いに交流を深めるというようなイベントに発展させることができればと夢見ています。
そうすれば、地元の人も巻き込んでの音楽イベントに発展させることができるのだろうと。
そんな藤野ジャズキャンプの第3回目、参加してくれた皆さんには丸2日間、ジャズにどっぷりつかった楽しい時間を過ごしていただければと思います!
ベーシスト 納 浩一
納 浩一/ Koichi Osamu(Bass)
プロフィール
https://www.osamukoichi.net/category/profile/
昨年2023年のクリニック概要
昨今、ジャズのセッションといっても、「枯葉」や「ブルース」のような4ビートのスイングものだけでなく、ラテン系でいうならブラジルのサンバ、ボサノバ、パルティド・アルト、また「セント・トーマス」で有名なカリプソ、「チュニジアの夜」や「スターアイズ」といったアフロ系、さらにはキューバ系のサルサやマンボ…といった具合に、あらゆる種類のリズムの知識が要求されます。
とはいえ、どれ一つ取っても、その奥は底がないくらいに深く、真剣に取り組み出せば、1種類のリズムだけで一生かかるくらいといっても過言ではありません。
しかししかし、セッションの現場で、「これ、ラテンでやりましょう」と言われれば、ベーシストたる者、「はい、了解!」と、すぐにその曲の雰囲気に合ったベースパターンを弾かなければならないのも事実。
ということで、今回の僕のワークショップでは、そういったラテンのリズムの持つ面白さ、奥深さを考察しつつ、とにかく「なんちゃって」でもいいから、そういった現場での要求に対応出来るような、最低限のラテンのリズムへの対策を語りたいと思います。
もちろん、ラテンに限らず、ファンクやソウルといった、8ビートや16ビートの対策も同時に取り扱います。
ジャコ・パストリアスで有名な「チキン」やハービー・ハンコックの「ウォーターメロンマン」「カンタロープ・アイランド」、さらには「フィール・ライク・メイキング・ラブ」や「ユーブ・ガッタ・ア・フレンズ」といった唄物で、いまいちご機嫌はグルーブが出せないと悩んでいるあなた、是非このクリニックにご参加ください!
講師紹介
布川 俊樹/Toshiki Nunokawa(Guitar)
ジャズギタリスト。
中学時代にマイルス・デイヴィスを聴いてジャズに目覚める。
東京工業大学在学中から様々なコンテストで優勝し、1981年ミッキー.カーチスのサポートでプロ活動開始。85年マルタHit&Runに参加。その後幅広い音楽活動のかたわら、VALIS(ヴァリス)を率いてデビュー作「ヴァリス」(91年)から2003年解散までに5枚のアルバムをリリース。
その他、大ヒットした「ウルトラマンジャズ」(98年)はシリーズ化して全5作、ピーター.アースキン、マーク.ジョンソンらとのLA録音「ディパーチャー」(99年)、納浩一とのDuoRama 3作、山木秀夫を迎えたトリオアルバム「ブラッドトリオ」(04年)、初のスタンダード作品「スタンダードジャズプロジェクト」(09年)、福田重男とのデュオ作品「Chlldhood’s Dream」(11年)、2017年は「布川俊樹SJPトリオライブ~天空の滝」、福田重男との2作め「Old Boys’ Dreams」など立て続けにアルバムをリリース。
最新作は、Virtuoso赤坂でライブレコーディングした4年ぶり24枚めのリーダーアルバム「Organ Jazz Project」(23年)。
また教則本、映像も多数あり「ジャズ.ギターの金字塔」シリーズ4作はベストセラー。
2015年には自主制作教則本「布川俊樹のThe Standard Jazz Guitar」、2020年には「ジャズ.ブルース.ギターの金字塔」も発売した。洗足学園音楽大学ジャズコース講師を2000年より務めている。
2020年より「布川俊樹 JAZZ GUITAR オンラインサロン」を主催。自身の活動のベースとしている。
https://toshikinunokawa.com/
昨年2023年のクリニック概要
僕は洗足音大ジャズコースで20年以上「ジャズフレージング入門」という授業を行って来ました。ジャズの初心者の立場に立っていかにジャズのアドリブソロの方法、つまりフレージングの考え方(メロディーの作り方と言ってもよいです)をなるるべく平易に教える方法を考えて来ました。いまは自分のオンラインサロンでそれをより細かく教える方法に取り組んでいます。
一番のポイントはジャズフレージングのリズムの問題です。これは最も教えにくいところで、ただ譜面でフレーズを書いたりしても伝わらないところです。とにかく、リズム、もっと進めて言えば、グルーヴ、スイングというフィールの問題はフレージングで最も大切な土台なのです。そういったことに焦点をあてて、演奏で実例を見せる、参加者にもやってもらう、そんなワークショップにしたいと考えています。
青柳誠/Makoto Aoyagi(Piano)
1961年3月17日 京都府生まれ
1982年、フュージョンバンド"ナニワエキスプレス"のサックス&キーボード奏者としてデビューし、解散、再結成を経て現在も活動中。ピアニストとして、自己リーダージャズアルバムを2枚リリース。コンテンポラリージャズグループ"EQ"、アコースティックユニット"森"などでも多くの作品をリリースしている。ブルーノート東京オールスタージャズオーケストラの一員としてデビッド・サンボーン、マーカス・ミラー、ジョン・ファディス、イヴァン・リンス、マシュー・ハーバート、ジェイコブ・コリアーらと共演。
またサウンドプロデュースやアレンジ、ツアーのバンドマスターとして、谷村新司、岩崎宏美、paris match、松下奈緒、森山直太朗、柴田淳、JUJU、葉加瀬太郎音楽祭、ライブ・イマージュ、ローソンマチカフェ、NHK「明日へつなげるライブ」「うたコン」など多くのアーティストや企画プロジェクト、テレビ番組の音楽にも携わっている。ジャズ・スタンダード・バイブル(黒本)の付属CD演奏に参加し、また同シリーズから出版されている「ジャズ・ピアノ・エチュード」は高評価を得ている。
自己リーダー作品
"TRIFRAME"青柳誠トライフレーム/1999
"Absurdity"青柳誠トライフレームwithプチ・オーケストラ/2004
洗足学園音楽大学ジャズコース教員
オルタードミュージックスクール講師
昨年2023年のクリニック概要
アドリブをやるために、コードやスケールの勉強をするのだけど、イマイチ頭に入らない、分かるけど実践で使えない…等という方は多いはず。また勉強してきたことをある程度演奏に反映できていても次のステップに行くための方法を模索中という方も含め、アドリブフレーズを生み出すための蛇口を全開にするためのワークショップを計画しています。ジャズ知識やプレイのレベルに関わらず楽しんでいただける内容です。
松山修/Shu Matsuyama(Drum)
1986年にバークリー音楽院に入学、1989年に同校を卒業。
その間にアメリカ、ブラジルにてエルメト・パスコアル、ポール・グリフィン等、数多くのミュージシャンたちと共演。
帰国後は1992年に高中正義の全国ツアーに参加。1997年SOUL BOSSA TRIOのメンバーとして、オランダのNorth Sea Jazz Festivalに出演。その後はクリヤマコト、小野リサ、PINKBONGO、MALTA、TOKU、上田正樹、佐山雅弘、木住野佳子、Bobby Shew等と ジャズ、ラテン、R&Bのライヴ、セッション及び臼庭潤JAZZROOTS 、水野正敏、CHAKA、HIRO、ドーリス、平井堅などのレコーディング活動に加え、ミュージカル「エリザベート」、「モーツァルト」、「マリーアントワネット」のオーケストラでの演奏と、音楽のジャンルを超えて多才に活動している。
また、洗足学園音楽大学ジャズ科講師としてドラムを指導している。
昨年2023年のクリニック概要
スウィング、ラテン、ファンクのグルーヴコントロール、リズムのなまり方、リズムのモジュレーション(メトリック モジュレーション)を題材として、タイム、グルーヴをどう捉えていくかを実践し、体感していきます。 また、洗足学園音楽大学でリズミックトレーニングの授業を長年やっていて感じたのですが、どの楽器も8分や16分より3連が苦手傾向にあるように思います。この割り切れない3という数字がグルーヴにどう関与しているかといった事にも触れていき、ドラマーはもちろん、どんな楽器にも役に立つ、グルーヴに焦点をあてたワークショップにしたいと思います。セッションは何曲かブラジルの曲も持っていく予定です!
メディア掲載
イベント概要
日程
2024年10月5日(土)、6日(日)会場
神奈川県 藤野芸術の家駐車場あり(無料)
https://fujino-art.jp/
会場までのアクセス
電車の場合:
最寄りの駅はJR中央本線藤野駅です。駅からバス「奥牧野・やまなみ温泉行」で5分、
「藤野芸術の家」下車後徒歩1分(ですがバスの本数が少なく、残念ながら集合時間にうまく合うようなバスなく、1時間ほど早い到着となってしまいます)。
ということで、駅前にはタクシーが止まっているそうなので、タクシーでお越し下さい。
駅から10分くらいです。
車の場合:
中央道相模湖インターから約10分。
ただし秋の行楽シーズンの週末ということもあり、かなりの渋滞が予想されますので、時間に余裕を持って出発されることをお勧めします。
会場には無料駐車場が数十台分あります。
参加費
25,000円含まれるもの
■イベント参加費
■芸術の家宿泊費(相部屋)
■食費・懇親会費
5日の夕食・6日の昼食(お弁当)、
6日の朝食(芸術の家のレストランで提供)、5日の夜の懇親会参加費
※食事を希望されない方には、当日、それぞれの代金分を返金します。
5、6日共に、一日だけの参加の場合
それぞれ一日10,000円(5日参加の場合夕食代込み、懇親会費は別途2,000円、6日参加の場合昼食代込み)
集合時間
2023年10月5日(土)12時 (12時45分よりオリエンテーションを行います。)
各自 自力で会場まで来てください。
5日はスタジオを9時から押さえています、早く来た方はスタジオを使えます。
先に来た方々で親睦を深めるのもいいですね。
宿泊は基本、芸術の家での宿泊施設を利用してもらいますが、4人あるいは8人での相部屋となります。
相部屋不可の方には別の施設を案内しますが、プラスの料金が発生します。
額は施設によって異なります。また予約が必要なので、できるだけ早くその旨をお知らせください。
利用可能な施設は
1)ルートイン上野原(プラス3500円)
2)無形の家(プラス2500円)
解散予定時間
10月6日(日)16時
※16時20分の 藤野駅行きのバスがあります。乗り遅れた場合は 17時37分のバスがあります。
アフターセッションパーティーもあります。
有志の方による アフターセッションパーティーを八王子にて開催します。
10月6日(日)18時30分〜21時30分ごろを予定
こちらは参加者の方に後ほど詳細お伝えします。(最小開催人数 6人:主催者含めず 最大:20人)
セッション&クリニックスケジュール(予定)
10月5日
時間 | スタジオA | スタジオB | スタジオC |
---|---|---|---|
9-12 | 自由に使用可 | 自由に使用可 | 自由に使用可 |
12-13 | スタジオ準備 (12:45~オリエンテーション) | スタジオ準備 | スタジオ準備 |
13-15 | 青柳セッション | 納セッション | 松山クリニック |
15-17 | 青柳クリニック | 布川セッション | 松山セッション |
17-21 | 別会場にて懇親会 | セッション可 | セッション可 |
10月6日
時間 | コンサートホール | スタジオA | スタジオB | スタジオC |
---|---|---|---|---|
9-11 | コンサート準備 | 布川セッション | 納クリニック | 松山セッション |
11-13 | 青柳セッション | 布川クリニック | 納セッション | |
13-16 | 成果発表コンサート | 機材置き場(17時まで) | × | × |
16- | 解散 片付け |
一般参加希望の方はこちら
エントリー締切:9月7日
参加希望の方は僕のアドレス(hibikiyou@mac.com)までメールをください。
よろしくお願いします!
参加希望の申し出の際は、以下の情報も同時に添えてくださいませ。
--------------
■氏名
■連絡先(メール/携帯)
■藤野芸術の家までの予定交通手段
■宿泊施設の案内の希望
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費用のお支払いについて
エントリー後 別途個別に連絡します。
参加費、食事代等を含む合計金額を9月16日までに、
三菱UFJ銀行 神田支店 普通3589629 オサムコウイチまで振込ください。(振込費用はご負担ください)
➡ 当日の受付にて領収書と参加証をお渡しします。
※なお、藤野芸術の家の規定により7日前以降のキャンセルは全額の費用が発生し、返金ができません。ご了承ください。