さてさて、JUJUの東京ブルーノート、18公演の記憶も冷め止らぬうちに、今日は東京ジャズでの渡辺貞夫オーケストラのリハーサル。
なんとJUJUのホーンセクションがそのまま、全員いるではないですか!
ま、それはさておき、昨年もこのオーケストラで、その東京ブルーノートでのコンサートをやったので、サウンドもすぐまとまり、リハの予定時間を数時間も巻いて終了するくらい、バンドはまとまっております。
東京ジャズでの演奏が楽しみです。
で、もう一つの写真は、僕の機材。
最近すっかりお世話になっているのは、譜面電子端末、GVIDO。
JUJUのブルーノートも、今回の貞夫さんのオーケストラも、長い譜面をパラパラめくらなくてすむので、本当に助かっています。
そして最近すごく思うこと。
JUJUでのブルーノート、9日間18公演というのは、これほど同じ会場で何日もの連続公演という、僕にとっては本当に珍しい演奏状況でした。
そんな中でわかったことは、同じ会場で、そして同じ演奏内容でも、これほどまでに毎日自分の音が違って聞こえるのかということ。
全く同じベース、同じ機材、同じメンバー、同じ立ち位置、そして同じ曲なのに、です。
前日に、結構しっくり決まったアンプのセッティングが、翌日には全くしっくりこない!
「なんでー?」って感じ。
でもこれがライブなんですね。
まさに生き物。朝起きた時間が違って、そのあと食った昼飯が違えば、聞こえる音も変わるのは当たり前。
だからライブは面白い。
今回の貞夫さんのリハーサルも、二日間あったのですが、1日目は全くサウンドが決まらずじまい。
で、そんなことには貞夫さんも凄く敏感で、リハが終わった後、「なんかベースの音がしっくりこないんだよなぁ」と、一言。
そんなことで、そのあと、ちょっと色々セッティングを修正してから今日に臨んだら、なぜか今日はピッタリの音が得られました。
すると、ベースソロのあるバラードの曲が終わった後、「納、今のソロ、良かったよ」とのお言葉。こりゃ、嬉しいです。
やっぱり、出音は大事ですね。
それが良ければ、演奏もどんどん良くなるし、その逆もあります。
そして、出音は、先にも言ったとおり、その日その時に出してみないとわからない。
いやいや、もうベースを何十年も弾いていて、ライブの本数も一万回くらいでしょうが、まだまだ分からないことがいっぱい。
ほんと、音楽って深いですね。