【新刊】【BOOK】納浩一presents バイブル・フォー・ジャズ・ベース
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納浩一presents バイブル・フォー・ジャズ・ベース
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3月15日更新 参考動画と音源も公開しました。
僕がベースをはじめて今年で47年、その間の悪戦苦闘が一冊の本という形になりました。
僕は、いまの若いミュージシャンのような英才教育など全く受けていませんし、もっと言えば、親からは「はやくそんな不良の音楽は止めろ!」と言われ続けた環境に育ちました。
ですから、ベースをはじめた中学生の頃はもちろん、ジャズを始めた18歳頃も、ベースの奏法や音楽理論のイロハは、全くわかりませんでした。
さらにいえば、いまのようなYouTubeもなければ、ジャズを教える大学もありません。
ただただカセットテープをガチャガチャと再生させながら、そこにある音をひたすら拾っていくという方法しかなかったのです。
でもそんな暗中模索の経験は、きっといま、ベースの奏法や理論で壁に当たっている人に、その壁の乗り越え方を伝えるには役立つはずだと思っています。
そしてそんな経験の中から、特にジャズベースを志す人にとっての、その上達の方法論をお伝えしたいと思い書いたのがこの本です。
この本には、24歳でバークリー大学に留学し、そこで教わった様々なジャズ上達へのアプローチ、また28歳で東京でプロ生活を始めてから33年、多岐に渡る現場の経験から導きだした、ベース上達のアイデアや実際の演奏や現場で要求されるジャズベーシストとしての最低必要条件を書いたつもりです。
ここに挙げた譜面の数々は、僕が40年近くに渡って書き留めてきた先人達のアイデアの数々ですが、それらはまさにいまの僕を形作ってくれたものといえます。
そしてそれらは僕にとっての宝物ですが、それを独り占めするのは逆に先人達に申し訳ない、これを皆さんに伝えるのが、いまの僕の使命だと思ってこの本に掲載しています
(でも本の書面と著作権の関係で、載せ切れないものも多数あるのが残念ですが、残りは僕のインターネットサロンにあります!)
https://www.osamukoichi.net/salon
ということで、この本が皆さんのベースの上達のお役に立つことを心より願っています。
以下はリットーミュージックのサイトでのこの本の紹介です。ご参考までに。
リットーミュージック
https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3120218002/
ジャズを演奏したいベーシスト必携の書
本邦ジャズ界のトップ・ベーシストであり、ジャズ・セッションの定番本として確固たる地位を築いている『ジャズ・スタンダード・バイブル』の著者による、ベーシスト向けの教則本です。スケール練習やリズム練習といった楽器演奏の基礎から、ウォーキング・ラインをはじめとしたバッキング・ラインやベース・ソロの構築方法まで、ジャズやフュージョンを演奏したい人に向けて、その知識を伝授します。アコースティック・ベースはもちろんエレクトリック・ベースも視野に入れた内容で、ジャズを演奏したいすべてのベーシスト必携の書です。
【CONTENTS】
●第1章 楽器の基礎練習
・アコースティック・ベースのためのスケール練習ー初級篇
・アコースティック・ベースのためのスケール練習ー上級篇
・エレクトリック・ベースのためのスケール練習
・リズム・トレーニングー初級・中級篇
・リズム・トレーニングー上級篇
●第2章 ウォーキング・ベース
・ウォーキング・ラインの基礎的な考え方
・コード進行別ウォーキング・ライン・ガイド/ブルース
・循環
・アコースティック・ベースでのウォーキング・ラインのゴースト
・アコースティック・ベースのリズミックなアイディア
●第3章 ウォーキング・ベース以外の伴奏
・ラテン系のリズム
・8ビート
・16ビート
・ウォーキング以外でのゴーストノート
●第4章 ベース・ソロ
・ベース・ソロのアプローチの基本
・ベース・ソロにおけるさまざまなアプローチ
・ソロにおけるリズミックなアイディアの利用
・ブルースでのソロ
●第5章 楽曲分析〜さまざまなベーシストの伴奏やソロへのアプローチ
・「Unicorn」b:マーカス・ミラー
・「Autumn Leaves」b:スコット・ラファロ
・「Confirmation」b:ジョージ・ムラーツ
・「I Hear A Rhapsody」b:マーク・ジョンソン
・「The Days Of Wine And Roses」b:ジャコ・パストリアス
・「Lover Man」b:マーカス・ミラー
発売日に寄せて 納浩一より
おかげさまで本日、僕の著書、「バイブル・フォー・ジャズベース」が発売となりました。
既に、多くの方から僕のサイトにも発注をいただき、今日は発送作業に追われそうです。
本当にありがとうございます。
直接、アマゾンなどで注文された方のところには、既に先週末には届いているようで、感想などもいただいています。
そんななかで、早速、間違いのご指摘もありました。
本の中で取り上げたジャコ・パストリアスの演奏曲、「4 A.M.」(ハービー・ハンコックのアルバム「Mr. Hands」に収録)の演奏メンバーに関してですが、僕はすっかり、ドラマーはトニー・ウィリアムスだと思い込んでいたのですが、それは別の曲で、この曲のドラマーはハービー・メイソンでした。
確かに、あんなドラミングは、トニー・ウィリアムスではないですよね。
大変失礼しました。
それと、この本に取り上げた練習フレーズを実際僕が弾いている動画を、掲載します。
本の購入を迷っていらっしゃる方は、「こんなこと練習フレーズを書いています」ということで、是非こちらの動画を参考にしてみてください。
ということで、また感想などもどんどんお聞かせください。
よろしくお願いします。
第1章 楽器の基礎練習
Youtube プレイリストにまとめています。
https://youtube.com/playlist?list=PL2I7Usx4ZMop3bKDT5dNjUxHSewksU3AV
第2章 伴奏
P56~57 譜例6-a)に対応
音源1:ブルース
「P.D.Blues」アルバム:DuoRama Standards (布川俊樹&納浩一)
P58 譜例6-b)に対応
音源情報:ブルース
P58 ポール・チェンバース
アルバム「Groovy」レッド・ガーランド
曲名「C Jam Blues」
P60~61 譜例6-c)に対応
音源情報:ブルース
ジャコ ・パストリアス
アルバム「Shadows And Lights」ジョニ・ミッチェル
曲名「The Dry Cleaner From Des Moines」
第2章 伴奏/循環
P67 譜例7-4)に対応
音源情報:
アルバム「Wynton Marsalis」ウィントン・マルサリス
曲名「Hesitation」
第3章 ウォーキングベース以外の伴奏
P83 譜例1-f)に対応
音源1:ボサノヴァ
P86 譜例2-f)に対応
音源2:サンバ
P87 譜例3-b)に対応
音源3:パルチード・アルト
P90 譜例4-7)に対応
音源4:サルサ
P93 譜例5-8)に対応
音源5:ラテンフィール
P94 譜例5-12)に対応
音源6:6/8 ラテンフィール
P95 譜例5-13a)に対応
音源7:カリプソ
P105 譜例8-1c)に対応
音源8:ゴーストノート
第5章 楽曲分析
P136~137に対応
音源情報:
アルバム「Contemporary Standards」
曲名「I Hear A Rhapsody」