CODA -コーダ/納浩一
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CODA -コーダ/納浩一
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オサム・ワールド、ここに完結!
日本のトップミュージシャンたちが一同に集結した珠玉のアルバム、完成しました。
今回プロデュース及び全曲の作曲・編曲・作詞を納浩一が担当
1998年のソロ作品「三色の虹」を更に純化、進化させた、オサム・ワールドを是非堪能ください!
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リリースフライヤー
コンテンツ続々追加!!詳細は特設ページを御覧ください。
CODA 収録曲
全曲 プロデュース、作曲、編曲、作詞/納浩一
2)Change The Rhythm
3)空に虹を、地に向日葵(ひまわり)を
4)Cook Like Monk
5)黄昏のリヨン
6)三つの視座(しざ)
8)Milesmiles
9)消えゆく森の声
10)ひとりぼっちのジョージ
11)その先に見える風景
12)うつろう(作詞:納浩一)
(別途MP3、WAVデータにてダウンロード可能)
2)CDプレーヤーでなくても視聴可能 (WAV、MP3ダウンロードコードの封入)
納浩一より
タイトルは、今年のアカデミー作品賞を取った映画と同じなんですが、そちらの方は「Children of Deaf Adult」の略なので、ちょっと意味が違います。
「CODA」という言葉、そしてそれを表すマークは、我々ミュージシャンにとって本当に頻繁に接する音楽用語です。
ご存じの方は多いでしょうが、ネットで調べると「最終楽章」という意味のようです。
音楽的にどういうことを意味するかというと、演奏する我々に取っては、「曲の途中にあるコーダマークのところから、曲の終わり付近にあるコーダマークに飛んで、そこにあるエンディング部に進む」というような使い方をします。
そう、コーダマークに飛ぶということは、その楽曲が終結部に入るということを意味するわけですね。
ということで、アルバムのタイトルをその「CODA」、
そしてジャケットのデザインは、その表側にシンプルに、「CODA」を意味するいわゆる「コーダマーク」だけを表記することにしました。
どうでしょう、すっきりしてるでしょ?
そのマーク以外を真っ白にしたのは、ビートルズの、最高傑作のうちの一枚でもある「The Beatles」のジャケットを意識しました。
通称「ホワイトアルバム」と呼ばれているアルバムですね。
また今回プレス盤は手にとった感じのわくわく感をが出せればいいかなということで
紙ジャケのデジパック仕様ということで中面は凝った感じにしております。
納浩一の世界観を楽しんでください!
なぜ今回のアルバムのタイトルを「CODA」にしたかについて触れておきます。
その理由は、このアルバムは僕の音楽人生にとってまさに、「終結部」であるという想い、あるいはその想いから生まれる意気込みを、作品全体の最重要コンセプトとして、そこに込めたいと考えたからです。
最近強く思うのですが、昨今の音楽事情、そしてジャズを取り巻く状況、特にコロナ禍のそういった諸々のことを考え合わせると、決してこのシーンに明るい未来があるように思えないと感じているのですが、そういう人は僕一人ではないと思います。
そして僕自身のことで言えば、還暦を過ぎて、あとどれくらいの時間、納得のいくベースを弾くことが出来るだろうかということを考えても、いまがアルバムを作るにはラストチャンスなのではないかというような考えに至りました。
またアルバム制作ということでいうなら、今の時代はもう、アルバムを出すというアプローチ自体が過去のものとなりつつあり、またCDというメディアそのものが終焉を迎えようとしていると言っても過言ではありません。
特に若い人は、CDを聴くことの出来る機器そのものを持っていないという人が大半ですからね。
そんなこんなを総合的に考えれば、まさにこのアルバムは自分のとって最後の作品になるだろうと言わざるを得ません。
自分自身、そしてアルバムで作品を世に出すという方法、またCDというメディア等々、それらが終わりを迎える前に、それならば我が音楽人生の終結にふさわしい、熱い想いを込めたアルバムを世に出したいという気持ちになりました。
そして、そういう考えにまさに合致する音楽用語が「CODA」だったので、ならばそれをアルバムタイトルにしようと思い立った次第です。
納浩一よりアルバム概要紹介!
さてではそのアルバムの内容について。
楽曲は全て僕のオリジナルばかり12曲を収録しています。
参加ミュージシャンは総勢日本のトップミュージシャン36人!(以下 参加メンバー欄を参照ください!)
いかがでしょう、なんとも豪華でしょ?
これにさらに、僕の次女と孫も、声の出演をしてくれています。
このアルバムではビッグバンドを5曲収録していますが、それも含め、全ての曲の作曲も、またアレンジも僕自身がやっています。
もっといえば、12曲目に収録されている「うつろう」という曲では、なんと生まれて初めて作詞もやってみました。
作詞は、いつかやってみたいとずっと思っていたことの一つです。
いや、なかなか大変でしたが、でもとても楽しいチャレンジでした。
作詞というチャレンジもそうですが、9曲目の「消えゆく森の声」でバイオリンとチェロを使ってみたのも同じで、この2つの楽器をいつか自分の作品に入れるということも、長く夢見てきたチャレンジの一つです。
それはビッグバンドアレンジもそうで、これまた、いままでずっと挑戦したいと思いつつ、なかなかチャレンジできなかったことでした。
そういった長年の夢へのチャレンジを可能な限り全てやってみようということが、このアルバムの最も重要なコンセプトになっています。
自分自身の音楽人生の終結部にふさわしい内容にしたい、そしてそこではやりたかったことを全てやり尽くして、自分の音楽人生にやり残しや悔いがないように終わらせたいという想いとともに、このアルバム制作を推し進めました。
いま実際、全ての楽曲を取り終えて思うのは、「想像以上に自分の思い通りのサウンドになった」ということです。
コロナ禍の真っ最中の2021年3月にアルバムを作ろうと思い立ったそのときから、作曲とアレンジを始め、半年がかりで大体の作曲とアレンジを終え、そこからまた4ヶ月ほど掛けて、その全ての曲の細部に至るまで見直しするという作業を行いました。
とくにビッグバンドアレンジに関しては、やはり自分自身、そういった経験が乏しかったので、今回参加してくださっている小池修さんに全てのアレンジのチェックをしてもらい、細部の細部にわたるまで、そして何度も何度も修正しました。
というのは、レコーディングの現場で、アレンジ上の不具合から生まれる混乱はできる限り避けたいと考えたからです。
今回のアルバムの重要なコンセプトの一つに、レコーディング前に一切リハーサルをしない(いや、予算の問題で出来ない!)ということがありました。
言い換えれば、事前に各プレーヤーにデモ音源と譜面は渡しておくものの、レコーディングの当日にスタジオにミュージシャンに集まってもらい、そのときがメンバー全員にとって初めての演奏となり、そしてそれを録音するというやり方です。まあ、本当は一回くらい、事前リハはしたかったし、するべきなんですが。
そんなわけで、実際にスタジオで音に出すまでは、それはそれは不安でいっぱいでした。
頭に鳴っている音楽、そして譜面に書いたオタマジャクシが、ちゃんと僕の思い通りの音楽になってくれるのだろうかと。
ただ幸い昨今は、コンピュータに譜面さえ入れれば、おおよその雰囲気はコンピュータが再現してくれる音で確認出来ます。
そのコンピュータの演奏を頼りに、きっと上手くいくはずだと思いながらも、でも実際は大きな不安を抱えながらという状況で、毎回スタジオに臨みました。
でも実際音を出してみたら、最初に書いたとおり、そのほとんどが自分の思い通りの音となって響いてきました。
その意味で言うなら、今回参加してくれたミュージシャンは皆さん本当にクリエイティブで素晴らしいということにつきます。
彼らの理解力や創造力が、僕の書いた譜面を、僕の想像通り、いや想像以上の音として紡いでくれたということです。
そんなこんなの、自分の音楽人生をかけたアルバム、そして本当に納得いく作品が出来たと思えるこのアルバム、是非聴いていただければと思います。
ということで、購入の方、是非よろしくお願いします!
参加ミュージシャン
※あいうえお順プロデュース、 作曲、編曲、作詞 El.B & Ac.B | 納浩一 |
Guitar | 梶原順、竹中俊二、布川俊樹、道下和彦、三好"3吉"功郎 |
Piano | 青柳誠、島健 |
Piano、Keyboards、Programming | 小野塚晃 |
Wurlitzer E.Piano | クリヤ・マコト |
Organ | 秋田慎治 |
Drums | 岩瀬立飛、大坂昌彦、則竹裕之、山木秀夫 |
Percussion | 岡部洋一、安井源之新 |
Marimba & Vibraphone | 香取良彦 |
Violin | 西田けんたろう |
Cello | 伊藤ハルトシ |
A.Sax | 本田雅人 |
S.Sax、T.Sax、B.Sax、Flute、Clarinet & EWI Programming | 小池修 |
A.Sax & Flute | 近藤和彦、真野峻磨 |
T.Sax、Clarinet & Flute | 黒川和希 |
B.Sax | 鈴木圭 |
Trumpet & Flugelhorn | 岡崎好朗、奥村晶、具志堅創、西村浩二 |
Trombone | 大浦時生、鹿討奏、笹栗良太、村田陽一 |
Vocal | HAKU、和田明 |
Poetry reading | 納葉 |
Voice | 納一会 |
リリース記念ライナーノーツ
「ベーシスト納浩一 音楽人生の集大成」 –ジャズ評論家 高木信哉–
皆様、お待ちかね。
日本が誇る名ベーシスト、納浩一の新作アルバムが誕生した。渾身の意欲作である。
納浩一は、一言では語れない多面的な魅力を備えたベーシスト。
京都大学卒業後、ジャズの名門であるアメリカボストンのバークリー音楽大学に留学、そしてなんと2年連続でバークリー・エディ・ゴメス・アワードを受賞したのだからもの凄い。
日本にも多くの優れたベーシストがいるが、アコースティック・ベースとエレクトリック・ベースの両方のベースをこれほどまでに自在に演奏できる者は、納浩一ひとりしかいない。
また、演奏メンバーとして、アコースティック・ウェザーリポート、EQ、渡辺貞夫グループ、ブルーノート東京オールスタージャズオーケストラなど多数のバンドに参加し、その活動には目を見張るものがある。
さて、新作アルバム『CODA』は、納浩一の音楽人生の集大成と呼ぶにふさわしい最高の内容である。全12曲は、すべて納のオリジナルだ。
楽曲は、ジャズという枠組みでは捉えきれない魅力を放っている。ジャンル分けすることが無意味に思えるくらい、ワクワクする音楽だ。
すべてユニークなオリジナル曲ばかりで、秘められたメロディは美しく歌の心がある。
本作には、日本を代表する実力派のミュージシャンが36名も参加している。
36名の実力派のミュージシャンとの様々なコラボレーションは多様性があり、納のエッセンスを余すことなく発揮したものとなっている。
納の類稀な才能と豊かな音楽性を凝縮した、これぞ、納浩一の代表作品と言えるだろう。聴くたびに味わいが増してくる。
例えば、12曲目の「うつろう」は、珍しく納浩一が作詞した曲(もちろん作曲も)。
福岡在住の素晴らしシンガー、HAKUが唯一無二のスモーキー・ヴォイスで納浩一の世界観を描き出す。バックは、日本一美しいピアノを弾く島健である。
島健は、JUJUの大ヒットジャズ・アルバムの編曲と音楽監督を務めた大物だ。絶妙な生ギター・ソロは、村上ポンタ秀一に可愛がられた三好功郎。朗読は、納浩一の次女で俳優の納葉(おさむよう)が担当。
このようにどの曲も魅力いっぱいである。必聴の傑作アルバムの誕生を祝福したい。
「ねりぶんJAZZ」3代目プロデューサー。ジャズ評論家。映画評論家。NHK文化センター・講師。ミュージック・ペンクラブ音楽賞・選定委員。東京JAZZフェスティバル・初代編集長(プログラム)。NHK文化センターにて講師を務める「東京JAZZ講座」は、今年16年目を迎えた人気プログラム。
1964年、初来日したMILES DAVISを見て、JAZZに開眼する。
1995年、阪神大震災のベネフィット・コンサート「ワールド・ミュージック・フェスティバル・イン神戸」(ハービー・ハンコック出演)のプログラムに執筆。
2000年12月、UNHCR創立50周年記念チャリティ・コンサート(マックス・ローチ・カルテット)
の事務局長及びプログラム執筆。
2001年3月、著作『東京JAZZ』出版。
2001年9月、グローバル雑誌『GQ JAPAN』に、「東京JAZZ特集」(29ページ)全面執筆。
2003年10月、内田修の生涯を描いた『ドクターJAZZ東京』出版。
2006年10月、NHK文化センターにて、「東京JAZZ講座」スタート。
2022年、「ねりぶんJAZZ」3代目プロデューサー就任。ジャズ・コンサート開催開始。
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『』1 件のレビューがあります
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とてもかっこいい音楽がたくさん詰まっていて感激しました。
申し訳ないことですが、納浩一さんのアルバムは今まで聞いたことがありませんでした。
納さんはすごく有名な人で名前だけは知っていましたが、このアルバムのキャンペーンでyoutubeの動画を見て余りのかっこよさに即座に購入を決めました。
1時間があっというまでした。幸せな時間をありがとうございます。
しばらくはヘビーローテーションさせて頂きます。
大変に素晴らしいアルバムをありがとうございました。今後のご活躍期待申し上げます。
いや、思った以上にすごい!
どの曲も渾身のアレンジで、またそれを実現させてしまう参加メンバーの凄さ。バラエティーに富んでいるのにアルバムとして統一感がある、まさにオサムワールド!
堪能しました。