納浩一が使用・所有している楽器を紹介するページです。
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EBS NEO-210 | |
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なんだかよくはわかりませんが、ネオジムという素材を使っているので、とっても軽量化されているそうです。 実際、同じスペックの10インチ2発入り、ツイーター付きのBag Endとくらべても、半分くらいの重さではないかと思います。 これは50歳の足音もそろそろ聞こえ出した僕には、かなり重要なポイントです。 軽量だからといって、音が細くなったり痩せていたりするわけではないので、もう僕には欠かせないスピーカーになっています。 寄る歳にはかなわない、っとところですね。 |
ウォルターウッズ 1986年製 (Walter Wood 1986) | |
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バークリーにいた頃に、直接ウォルターウッズの工房に手紙を書いて購入したものです。 その当時で800ドル(当時の価格で12万円くらい)しました。 それから早20年。もうすっかりビンテージ・アンプになってしまいましたね。 もう最初から、このコンパクトさと音のクリーンさのとりこになってしましました。 しかも一緒に送られてきた説明書には、この独立した2つのチャンネル(これがまた僕のように2つのピック・アップをブレンドさせて使うものには実に便利!)のうち、下段の方のイコライジングのつまみには、アコースティック・ベース用に特別な帯域設定がしてあるとのこと。 もう至れり尽くせりのアンプですよね。 それ以来この20年、このアンプ無しには僕のアコースティック・ベース人生を語ることはできません。 ああ、こいつが壊れたらどうやって生きていけばいいんだ! |
ウォルターウッズ 1992年製 (Walter Wood 1992) | |
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バークリーから帰ってきてすぐに、そのとき持っていたウォルターウッズが壊れてしまいました。 故障は後にも先にもそのとき1回きりなんですが、しかしすべてをそれに頼っていたために、本当に困ってしまいました。 その経験があったので、その後お金が貯まってすぐに購入したのがこの2台目です。 パネルを見てもらっても分かるとおり、若干モデルチェンジしています。 これが僕には結構使いにくい。 まず何よりも、マスターボリュームがなくなったこと。 2チャンネル独立してのボリュームになってしまったため、ぼくのように2つのピック・アップをブレンドさせてひとつの音として出力している場合、別々にボリュームを動かすと、そのブレンド具合が変わってしまい、せっかく作った音も微妙に変わってしまうのです。 またこのMID RANGE + VARIATION というつまみのイマイチよく使えない。 まあ、こんな具合にちょっと気になるところはありますが、でもそのコンパクトさと音のクリーンなところはやはりウォルターウッズ、今は良子さんのツアーで活躍していますし、それにじつはもう1台、家に練習用で持っているんです。 |
マークベース リトル・マーク (Mark Bass / Little Mark) | |
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450w / 4Ω |
305(W)x351(D)x73(H)mm ・7.6Kg | |
今お気に入りのアンプです。もっぱらエレベ用に使っています。 小さい体ながら力持ち、といったところでしょうか? とってもコンパクトなサイズですが、ずっしりと重く、しっかりしたサウンドが出ます。 しかもつまみがあまりごちゃごちゃ付いていないのも、僕が気に入っている大きな理由のひとつです。 ウォルターウッドの初期型もそうなんですが、僕はこういったシンプルなものが好きです。 つまみが多すぎたり、グラフックやパラメトリック・EQが付いていたりすると、それはそれでいろんな音作りができていい面もあるのですが、逆に迷いが生じたりして、結局ライブの最後まで、ああだこうだといじくりながら、納得する音が得られないまま終わってしまうこともよくあります。 またこのシリーズに付いているVLEというつまみがご機嫌です。 このつまみを挙げていくことによって、アクティブ・ベースなのに、パッシブ・ベースでの70年代のサウンドのような、少しこもった、でも芯のある、重いサウンドを得ることができます。 これはなかなか使えるフィルターですよ! |
マークベース LMK (Mark Bass / LMK) | |
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300w=8Ω / 500w=4Ω |
276(W)x256(D)x71(H)mm ・3.0Kg | |
マークベースの新しいシリーズのアンプ・ヘッドです。 2006年の森山良子さんのツアーからは、前年のフレットレス、アコースティック・ベースに加えて、フレッテッドも使用することになったので、2チャンネル独立して使えるアンプが必要になったため購入しました。 まず驚くことは、とにかく軽い! リトル・マークが7.6kg なのに対して、LMKはたったの3.0kg です。 しかも出力が上がっている! これはもう驚きです。 2 チャンネル独立して、イコライジングできるというのもとっても魅力的ですし、もちろんその二つの音をブレンドさせることもできます。本当に便利です。 ただ、ウォルターウッズの時もそうでしたが、なぜか旧式の方がいい音がするような気がするのは、僕の錯覚でしょうか? もちろんアンプの場合、重さ・軽さというのが音にかなり影響することは疑いの余地がないことだとは思いますが…。 |
レーベン・ラボ PMB-1 (Raven Labs / PMB-1) | |
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2チャンネルのミキサーです。 僕の場合、コンサートやライブ中に、エレベとアコベを持ち替えることが非常に多いです。 かといって、ステージの広さの都合や、自分の衰えだした体力との関係から、それぞれ用にアンプやスピーカーを用意できない場合もよくあります。 そんなとき、一台のアンプとスピーカーで対応するのですが、おわかりの通り、エレベとアコベでは、アンプのイコライジングは全く違います。 だって、楽器の音の特性や、欲しい音の帯域が全く違いますからね。 しかも僕はアコベには、二つのピックアップをつけて、それをブレンドさせて音作りをしています。 そうなると単純に考えても、エレベで1回線、アコベで2回線が必要で、そのそれぞれを、独立したイコライジングができなければなりません。 もちろんアコベの2回線も、それぞれ独立したイコライジングができなければなりません。 そんなわけで、アコベの2つのピックアップをブレンドさせて、それぞれをイコライジングして音作りができるような、2チャンネル独立のミキサーが必要になったので購入したのがこれです。これは本当に便利です。 ご覧の通り、GAIN の左にPHASE のスイッチがあるので、2つのピックアップの位相を変えることもできますし、PHANTOM 電源も付いています。 もう至れり尽くせりのミキサーといえるでしょう! こうやって作ったアコベの音を、ウォルターウッズの片チャンネルに入れ、他方にエレベを入れて、またそれぞれに音作りをするというようなことをやっています。両刀遣いの方は参考にしてみてください。 そうそう、写真にもあるとおり、MUTEも付いているので、エレベを弾いているときに、アコベの方はミュートしておけますよ。 これもなんてことはなさそうですが、持ち替えする場合、本当に便利な機能だといえます。 |
アギュラー・プリアンプ DB924 (AGUILAR BASS PREAMP/ DB924) | |
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普通どんなエレベにも、ボディに、最低ボリュームとトレブル・ベースくらいのつまみは付いていますよね? まあ、アンソニー・ジャクソンの6弦ベースは別として。 ということで、それがアコベにあってもいいんじゃないか、ということで、アコベの、ピエゾタイプのピックアップ・ウィルソンの方には、このプリアンプをかますことにしています。 これによって、より多くのゲインも得られますし、アンプの前で、微妙な音のイコライジングもできますからね。 |
全体像 | |
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そんなわけで、今の森山良子さんのツアーの、アンプ周辺の機材の全体写真です。 左上ウォルターウッズのチャンネル1(上側)にフレットレス、チャンネル2に、2つのピックアップの音をブレンドさせた後のアコベが、下のマークベース・LMK にはフレッテッドが、それぞれ入力されています。 右側下のレーベン・ラボのチャンネル1には、その上のアギュラーのプリアンプを通過した後の、ウィルソンのピックアップからの音が、チャンネル2には、シャトラーのピックアップの音が入力されており、それをブレンドさせた音が、前述の通り、ウォルターウッズのチャンネル2にいっています。なかなか複雑な状況でしょう? 初めて僕のローディーに来た人などは、かなり「?」マークが点灯するようです。 |
バグ・エンド (BAG END/ D10BX-D) | |
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コンパクトなサイズで、音抜けが良くて、クリーンなサウンドが得られるスピーカーはないかなと探していて、このスピーカーに当たりました。 今は新旧2台使っていますが、これもなぜか古い方がいい音がするような気がします。 まあ、古い方は10年くらい使っているので、スピーカーそのものが鳴るようになってきているのかも知れません。 それと、新しい方は、奥行きが15センチくらい深くなっているので、ちょっとコンパクトというサイズからははずれたかも。 でもどちらも気に入っています。 10インチ2発入り、そのうちのひとつは同軸のツイーターが入っています。 SWR などに代表される、ツイーターそのものが別に付いているやつものよりは、若干高域が押さえられているような気がするので、アコベにはもってこいですが、エレベの時には少しパンチ不足かなという気もしないではないです。 |
SWR ゴライアス。 (SWR/ GOLIATH-。) | |
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僕が初めてマーカス・ミラーを聴いたのが、1980年、大学に入って間もないころでした。 そのときから10年あまり、どうすればあんな音が出るのだろうと、試行錯誤を重ねました。 いまなら、サドウスキーのようなアクティブ・ベースと、SWRのようなツイーターの付きのスピーカー、そしてハイエンドなアンプがあれば、誰でもかなり似た音は出せるようになりましたよね。 でもあの当時はそんな楽器、ひとつもなかったんです。 アクティブ・ベースというものがなんだか分からなかったし、ベースに電池を入れるという発想自体、思いも及ばなかった。 アンプやスピーカーはといえば、それこそ今なら大学の、カビの生えた軽音の部室にすら転がっていないようなものしか買えなかったですからね。 しかもそれが18インチの大口径スピーカーが一発しか入っていないようなベース専用スピーカーで、そんなものであのドンシャリの音が出るはずもない。本当に大変な時代でした。 今の若い人はいいと思います、周りにいい楽器が溢れていて。 でも、そういった苦労が、自分の音を手にするための道に繋がってきたのかも知れません。 恵まれすぎるのも、一概にいいとは限らないですよね。 ということで、このゴライアスがでた瞬間、すぐ飛びつきました。 「ああ、やっとマーカスの音が出せる!」と思って。 でもそのときには既に、僕自身が、マーカスの音ではなく、自分自身の音を出す必要に迫られていたんですね。人生ってそんなもんですね。 まあ、そんなことはさておき、やはりこのスピーカーの音は好きです。 |
Bergantino HT210 (Bergantino / HT210) | |
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ツイーター付きのスピーカーは、もっぱらSWRを使っていたのですが、10インチ4発入りはかなりでかいし重い。 小さなお店では、場所をとりすぎてステージが狭くなってしまいますし、そんな小さなお店にこのスピーカーを運び込むのはあまりに大変。 そんなわけで一回り小さくて、抜けのいい、ツイーター付きのスピーカーが必要ということで購入したのがこれです。 ルックスもいいですし、重さもサイズもちょうど。 小さいお店ではもっぱらこっちでやっています。そういえば六本木ピットインがクローズしてからは、SWRを使うような大きなお店に出なくなったなぁ。 最近よく出演する目黒のブルースアレイには、6発入りのSWRがあるので、わざわざ自分で持って行くこともなくなったし。 歳と共に楽器も軽く小さくなっていきます。 |
DBX 160XT(上段ラック内上段) (DBX / 160XT) |
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僕の数少ないエフェクターです。 といってもコンプレッサー・リミッターなので、音そのものに変化を加えるエフェクターではありません。 スラップや、5弦や6弦の、ロウーBでのハードなプレイの時に、やはりこれがかかっているとかなり音がまとまる気がします。 |
ASHLY MODEL BP-41(上段ラック内中段) (ASHLY / MODEL BP-41 BASS PRE AMP) |
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これはボストンにいた頃に買いました。 あまり詳しくなかったのですが、バークリーのそばの楽器屋さんに行って勧められたプリアンプです。 帰国後はほとんど使ってなかったのですが、最近、ひょんなことから、倉庫の奥から取り出して使ってみたら、これがなかなかいいんです。 ASHLY というのは、PA専門の機材を作っているメーカーらしくて、そんな関係で、かなりハイエンドなものだと思います。 音もとってもいいし、操作性も装備されているつまみも、かなりいいですよ。 |
AGUILAR DB-659(上段ラック内下段) (AGUILAR / DB-659 BASS PRE AMP) |
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僕はアコースティック・ベースに、常にこのアギュラーのアウトボード・プリ・アンプを使っていたこともあって、とある輸入代理店の方とお会いした折りに、「じゃあ、このラックマウントのプリ・アンプも試してみてくださいよ」ということで、お借りしている楽器です。 これはこれで、つまみのシンプルで、パンチのあるいい音がします。 |
YAMAHA P-2250(下段ラック内) (YAMAHA / P-2250 POWER AMP) |
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これもボストンで買いました。 本当はアキュフーズのパワーアンプが欲しかったのですが、耐久性ならこっちだと言われて、こっちを買いました。 その言葉通り、20年間、一度もトラブルはありません。 しかし重いの何のって! 最近マークベースやウォルターウッドといった軽量アンプばかり使っているので、こんな重いものを持ち運ぶこともなくなりました。 歳にはかないません。 でもしっかりした音が出ますよ。 やはりパワーアンプは重くないと、というのが僕の感想です。 |
エフェクター類 | |
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僕は最近、基本的にはほとんどエフェクターを使いません。 足元のエフェクターしかりです。 昔は足元や後ろのラックに、一杯エフェクターがあって、それらを駆使していろんな音を出す、というようなことにも憧れたものですが、最近はもうライン直。 「チューナーくらい繋げよ!」って、自分でも思ってしまうくらい、何も使わなくなってしまいました。 そんな僕が唯一持っている、足元用のエフェクター類です。 内訳は: ボリューム・ペダル、チューナー、BOSS のオクターバー・デジタルディレイ・デジタルリバーブ、ミュートロンのオートフィルター どうです、至ってシンプルでしょう? このラックも、最近はとんと出場機会に恵まれていません。 というのも、最近は凝ったフュージョン的な音楽の演奏機会が少なくなって、エレベの時もシンプルなジャズやファンクっぽいものが多くなってきました。 そういった音楽の中では、ベースの音にエフェクターをかけてしまうと、周りと解け合わず浮いてしまうんですよね。 そんなわけで、最近はもっぱらライン直の音でやっています。 でもまた使ってみたいなぁ、こういったエフェクターも。 |
*1 画像は同じものになります。