What`s NEW

近況報告! (Nov. 26, 2006)

皆さん、如何お過ごしですか?
今年ももう1ヶ月を残すのみ。1年はあっという間に過ぎますね。

ということで近況報告です。
今日の僕がどこにいて何をしているか、ですが、実はいまは台湾は台北市にいます。
昨日(11月25日)到着したのですが、昨晩は到着後メンバーみんなで、台湾側の招聘先の方に食事をごちそうになりました。
とってもおいしい小龍包のお店でした。
いや、本当にアジアツアーは、これがあるから好きになってしまいます。
アジア料理・エスニック料理には目がない僕としては、もうそれだけでも、こういったアジアツアーには参加したいと思ってしまいます。

で、その後、みんなで足裏マッサージというのにいったのですが、それはそれはもう痛くて、ほとんど泣きながらマッサージを受けてきました。
ぼくの隣でマッサージを受けた小野塚くんと二人で、「おっ、おっ、お〜〜っ!!!」ってうなりっぱなしでした。
足の裏にあんなに一杯つぼがあるなんて!
しかもその、どのつぼといってもいいほど、ほとんどのつぼの血流が滞っているなんて。
マッサージのお兄ちゃんが、つたない日本語で、「あ、ここ腰(のつぼ)。あ、ここ肩(のつぼ)。ん、痛い?運動不足?仕事しすぎ?」なんて感じで、にこにこしながら、赤子の手をひねるように僕を痛めつけてくれました。
でも終わった後の気持ちいいことといったら!
皆さんも是非経験してみてください。

そんなわけで渡辺貞夫グループ、東南アジアツアー2006が始まりました。
詳細はまた写真と共にアップしますので、乞うご期待!
果たしてミャンマーでは、軍事政権に幽閉されることもなく、無事コンサートを終え、帰国できるのか?
いや、ミャンマーで拘束なんて、死んでもいやですよね。

さてもう少しご報告。
来月号のベースマガジンの特集記事、「メロディアスなタッピングを使おう(仮題)」を担当しています。
もちろんベーシスト以外の方にはあまり関係ない雑誌かと思いますが、僕の、既存のCD以外の音が聞きたいというコアなファンの方なら、楽しめるのではないでしょうか?
いわんやベーシストおや、です。

この音源をとるために、初めて、Mac に標準装備されている「Garege Band」というソフトを使ったのですが、これは使えますね!!
ちょっとはまってしまいました。

それはさておき、やはり多くのベーシストが聞く音源ということもあって、その、次号ベースマガジンにつく付録のCDにはいるデモ演奏、かなり気合いを入れて、自宅録音しました。
いやはや、ほんと、それに時間がかかったことといったら!
もう、手がつるか腱鞘炎になるか、ってぐらい何度も演奏しましたからね。
あっ、そうか、それで体がこったのかも。ということで興味がある方は是非ベースマガジンを買って、聞いてみてください。

さらにさらにもう一点。
来月号(2007年1月号)のジャズライフ、恒例の「スタンダードを弾こう」ももちろん掲載されるのですが、それ以外に、来月(2007年12月)21日発売の、例の「ジャコ・トリビュート・アルバム」で僕が演奏した「Continuum」の、テーマ〜ソロの、完全コピー譜を掲載することとなりました。
オリジナルのジャコに挑戦するかのごとく、僕も全編、ベースソロという形でこの曲に臨みました。
さてどこまでジャコに近づけたのか、そしてその内容は如何に、一体どんなソロを弾いているのかを、譜面とタブ譜付きで、さらに解説までついて掲載しますので、これも納ファンなら楽しめる内容となると思います。
「納になんか興味ないなぁ〜」って人でも、単なるベースのフレーズ講座としても、きっと役に立つようなソロを弾いていますので、だまされたと思って、CD買って、ジャズライフ買って、CDを聞きながら、譜面を見てくださいね。

ということで2006年も、忙しく、あわただしく過ぎ去っていこうとしています。
2007年も、さらなる飛躍の年にしたいと思っていますので、諸々、よろしくお願いします!

ジャコ・トリビュートアルバムが、完成しました (Nov. 06, 2006)

8月以来のWhat’s New になってしまいましたが、その後皆さん、如何お過ごしですか?
もうすっかり秋も深まり、暖かいと思っていたこの秋も、さすがにかなり冷え込むようになってきましたね。

ということでまず皆さんにご報告することといえば、以前ちょっとご報告したかと思いますが、例の、ジャコ・トリビュートアルバムが、完成したということです。ということで参加ベーシストと、その演奏曲をここでご紹介しておきます。

ジャコ・トリビュートアルバム

  1. Teen Town/日野賢二
  2. Continuum/納浩一
  3. Portrait Of Tracy/櫻井哲夫
  4. Reza〜Giant steps〜Reza/今沢カゲロウ
  5. Barbary Coast/AKIRA
  6. Slang/櫻井哲夫
  7. Liberty City/コモブチキイチロウ
  8. Good Morning Anya/AKIRA
  9. John And Mary/今沢カゲロウ
  10. Soul Intro?Beautiful Sprits?The Chicken/日野賢二
  11. Three Views Of A Secret/納浩一
  12. Las Olas/コモブチキイチロウ

如何ですか?
今すぐにでも聞いてみたいと思う内容ではありませんか?
ぼくもキング・レコードから送られてきたサンプルを、仕事帰り、疲れ切って帰ってきた夜中にもかかわらず、一気に全部聴いてしまいました。結論から言うと、皆さん本当に個性的で、本当に楽しめる内容です。
それぞれのベーシストが、それぞれの個性が生きるようなアレンジを施し、ジャコの名曲の数々が、また一風違ったように蘇っています。ということでこのアルバムは12月21日発売ですので、是非発売当日に、開店前のCDショップに並んで買ってください。

最近、僕の中での、いわゆるマイブームは、あのYouTube というサイトです。
そのサイトから、若かりし頃、のどから手が出るほど見たかった(という表現があるのかどうか分かりませんが)映像の数々を自分のPCにダウンロードし、それをiPod にためています。
どんな映像を手に入れたか、そのいくつかをご紹介しますね。

アコースティック・ベーシストでは、まずなんといってもポール・チェンバース。
マイルスの映像で、マイルスの後ろで弾いている彼は見たことはあるのですが、今回得た映像ではアルコのソロもやっていますし、ピチカートのソロでは、彼の右手がずっとアップになっています。あ?、こんな映像、若い頃に見ていたらもっと早くいろんなことが分かっただろうになぁ。
それと、オスカー・ピーターソンのライブ映像ですが、なんとベースはレイ・ブラウンとペデルセンによる、ツインベース。
しかも僕が大好きな曲「you Look Good To Me」での、二人のすばらしい伴奏とソロが聴けます。
ワォ〜〜って感じですね!
それにそれに、ほんの数十秒ですが、ソロをとるスコット・ラファロ!
こんな映像があるなんて!
最近のではパティトゥイッチの、チック・コリア・トリオでの「Hampty Dampty」のすばらしいソロ等々です。
ほかにもヴィトウスがミッシェル・ペトルチアーニやスティーブ・ガッドとやっているものや、トリロク・グルトーとやっている映像など、信じられないようなメンバーでのセッションの映像がありました。
これだけ聞いても、僕がはまりまくるの、分かっていただけますよね?

さて、さらにエレベになるともっと多いですね。
ボナやビクター・ウッテンのソロはもちろん、ボナとメセニーの、例の「Bright Life Size」のセッション。
マシュー・ギャリソンとテリー・リン・キャリントンのデュオによる演奏。
僕が大好きだった、マクラフリンのトリオ、バークリーで同期だったカイ・エカートとトリロク・グルトーの頃の映像もありました。
ジャコとジェフ・バーリンのセッションもおもしろかったですね。
きっとジャコが、すでに不調な頃のもののようで、バリバリ弾くバーリンに対して、かわいそうなくらいジャコが弾けていませんでした。
もちろんジャコしかいなければ、そこまで弾けていないようには聞こえないのでしょうが。
でもジャコが好調だった頃のWeather Repoat の「Teen Town」の演奏の映像もありました。
やっぱ、彼のパフォーマンスは最高にかっこいいですね!
驚いたのは、デイブ・ウェッケルのバンドの演奏で「The Chicken」をやっているのですが、その曲でのベースソロの凄いこと!
全然見たこと無いベーシストなんですが、こんなうまい人、世界には一杯いるんですね。

ということで、次々に、はしごしながら見ているうちに、「あ〜、世界ってやっぱこんな凄いんやなぁ。それに比べて俺は….」って落ち込んできました。
バークリーに留学する直前、1ヶ月NYの友人宅の家に泊めてもらって、ライブ三昧したのですが、そのとき感じたあの焦燥感を思い出しました。
これからはこの映像を見ながら、もう一回一から練習し直そう、そんな気持ちになっている今日この頃です。

それ以外の映像では、僕の青春の一ページであるディープ・パープル、レッド・ツェッペリン、クイーンなどはもちろん、僕が若かりし頃大好きだったスージー・クアトロ(彼女のベースになりたかったなぁ、って、変態か!)やフリートウッド・マックのスティービィー・ニックス(彼女の、七色に染まった耳の横の髪の毛、何度散髪屋で、あんな風にしてくれっていいそうになったことか!)、ジェームス・ブラウンとサミー・デイビス・Jrのジョイントの映像、エラ・フィッチジェラルドのすばらしいボーカル・ソロ、大好きだったペトルチアーニ、ジム・ホール、ショーターの、「Power Of Three」のライブ映像等々、もう上げだしたらきりがありません。
こんなすばらしいサイト、立ち上げてくれた人に感謝感謝です!!

そうそう、そのなかにタモリの空耳アワーの、特におもしろい作品が数点出ていました。もう最高にオモロイです!
それをiPodで見ながら大笑いしている今日この頃です。
電車の中で見られたら、相当怪しいオヤジですね!

ということで、今年ももうあと2ヶ月。
いろいろありましたが、早かった気もします。
来年は、2年続いた森山良子バンドのバンマスも卒業し、腰を据えてジャズ・シーンに戻ることになります。
きっと時間も相当できるでしょうから、EQ の次回作の作曲や、自分のアルバムの制作、そして先ほども言ったように、一から出直しくらいの気分で、楽器の練習に取り組みたいと思っています。
暮れには、それに備えての新しいベースも手に入る予定ですしね、ムフフフフ。
来年はさらなるパワーアップを目指しますので、乞うご期待!

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