みなさん、師走はどうお過ごしですか?
やはり「師」も走り回るくらい、お忙しく過ごされていますか?
僕は無事、軍事政権に拘束されることもなく、ミュンマーから帰国しました(パチパチパチ!!)。
ただ、ベース・マガジンとジャズライフの原稿に拘束されて、せっかくの海外ツアーだというのに、ほとんどホテルの部屋に幽閉状態でした。
おかげさまで、締め切りには何とか間に合いましたが。
さてそのアジアツアーのご報告です。まあ、台湾やタイは何度目かだったし、ホテルに幽閉されていたこともあるので、ほとんど報告することはありません。
数少ない、記憶に残ることといえば、写真にもある、空港でのアホな日本語と、おいしいタイ料理くらいでしょうか。
しかしミャンマーは、やはり印象深いところでした。何よりもそのホテルのすばらしさ!
「ミャンマーってこんなとこ?」って、我が目を疑うくらいすばらしいホテルでした。もちろん後で、その疑いは晴れるのですが。
そのホテルは元の迎賓館らしく、海外の国賓を迎えるための施設を、今回渡辺貞夫バンドを呼んでくれた日本人の方が買い上げて、ホテルに作り替えたそうです。
どうです?
こんなところで、夕日を眺めながらのアジア料理と渡辺貞夫バンドの演奏。最高じゃあないですか??
でも、一歩ホテルをでると、そこは終戦直後の日本って感じでした。
道は幹線道路以外はまず舗装されていないし、車も軽トラックのようなものばかり。やはり貧しい国なんですね。
もちろん以前に行ったマダガスカルよりは数段マシですが、それでも、アジアの中では、群を抜いて貧しいんでしょうね。
もちろんこの豊かな日本が、だから幸せかどうかは分かりません。なんせ、年間3万人が自殺する国ですからね。
まっ、それは置いておいて、とにかく、いろんな意味で、目や耳や鼻と行った、五感から入る情報が、どれもこれも新鮮な感じでした。
でもミャンマーは、これから観光立国を目指すそうなので、日本からの観光客も多くなるでしょうね。
タイやインドネシアに飽きた欧米人の多くが、既にミャンマーに目をつけて、かなりの数が観光に来ているそうですから。
でも今度やヤンゴンに行ってみたいな。
僕が行ったこのバカンという場所は、アンコールワットなどと並び称せられる、遺跡の多いところらしく、写真にもあるとおり、草原一面に仏塔があるような、ある意味落ち着いた、心の安まるような雰囲気のところだったのですが、それに引き替え、ヤンゴンは、これぞアジアというくらい、ごちゃごちゃした、汚いトコらしいです。
でも、ぼく、そういうのも大好きなんだなぁ。
台北の夜の商店街も、バンコクのニセモンブランド商品通りも、クアラルンプールの夜の屋台も、ソウルの明洞も、上海も、みんなごちゃごちゃしていて大好きです。
食いものも、刺激的なものばかりですからね。パクチーにブリッキーヌー(香菜に青唐辛子ですね)さえあれば、もう満足!